ヨット考
オーナーが自分の持っている船をどういう場所にしたいか。
それによってはしらせかた、船の楽しみ方、集まるクルーは変わる。
商業船でも個人の船でも、帆船でもヨットでもそれは同じだなと感じました。
梅雨の下田でヨットに乗ってきました。
雨で出れない間はステアリング(舵)に皮を縫い付けていきます。
滑り止めでグリップが効くようになります。
今のヨットはこうなっているのか!と様々なシステムに驚きました。
舵の周辺に必要な機器やロープが揃い、1人でもボタン一つでセイルを上げることができます。
舵もオートパイロットで舵を持たなくても進んでいく。
なんて便利なんでしょう。
外洋を旅することを目的としているのにぴったりで、船内もとても美しい船でした。
以前書いたヨットと帆船の違い
例えば、
人を運ぶ船と、
休日に1人で隠れ家にする船と、
人が遊びにくる船
では装備も違う。
海に出したら同じ天候でも、
経験値を上げる為のはしらせかたと、
なるべく波の影響を受けない人を乗せたはしらせかた
等も違う。
ヨットでも帆船でも、スピリットオブセイラーズが力を発揮するのは
人が集まる場にしたい船だと、認識を深めました。
1つのことをするのに、
それは航海でも、サンドウィッチを作るのでも、
集まった人の力を必要とすること。
大きな方向性や目的の元に多くの人が集まり、それぞれの個性を共存させていること。
ヨットに親しむ人が増えて日本の海が盛り上がっていけばいいなと思います。
もしクルーを集めたい方がいれば、
その船のやりたいこと
クルーに何を提供できるか
自分がどんな人か
をオープンにする事で、人が来やすくなります。
それはその船がどういう場所であるかという宣言になると思います。
___________
非常に余談です!
梅雨の海上もいいですが、
今回ヨットの乗船場所、東京から電車で3時間ほどの下田の散策もおすすめです。
山の斜面には紫陽花が満開。
元々下田はペリー艦隊が来航した場所。
街の方にも歴史のお話を聞けたり、記念碑も来航した時の再現絵もとても印象的でした。
機械干しではなく、天日干しの干物も売っていて美味しいです。
思わず沢山買いました。
海に出れる機会や居場所が各地に増えていきますように!
エリ
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帆船みらいへ✖️スピリット・オブ・セイラーズ帆船研修 Vol.2最終日!!
帆船みらいへ × スピリット・オブ・セイラーズインストラクター帆船研修!!!
最終日 朝、0600に起床船内の掃除を行い朝食を作る。最終日の朝食は研修生が主体になって調理していきます。時間、手順、食事を提供するということへの姿勢が研修生自身にかかってくる。
朝食後は船内の掃除を行い下船に備えます。パッキング、シーツなどのリネン類も片付けます。
いよいよメインセイル効果測定!
今回は人数がいないので、デッキでのシミュレーションですが研修生がマストオフィサー(セイルを開く号令を出す人)になり実際に行う手順、号令、声量、注意事項等を評価基準に安全にセイルが取り扱える力が身についているかを測定します。
声の声量、注意点、ゲストの安全の確保、とても上手にインストラクションしている姿が頼もしい。
途中、安全に関する事項で手順、安全管理が行われていない場面があり効果測定を中断し、もう一度手順、安全管理について確認した後再開。無事に効果測定をパスしました。
ガフットップスルを広げられるように準備して昨日の要領を確認して開いていきます。少しだけ複雑なセイルの広げ方ですが模型を使って頭のなかにイメージができているようでスムースに号令をかけて、研修生自身で広げる、閉じるを行えました。
朝に作っておいたおにぎりで簡単にランチを済ませ、午前中に使ったセイルをガスケット(マストに固縛)。
座学最後の効果測定 航法 !
法律の問題なので、心配していましたが、理解ができていて安心した。効果測定の内容で、こちらかも解説しづらい点があり今後の課題となった。研修生も僕らインストラクターも共に学んでいる感じが心地よい。
これで全ての研修が終わり、荷物をデッキにあげて修了式!!
ベーシックインストラクター“リョーム”が爆誕。
今回の研修は僕たちにとっても初めての帆船研修。インストラクターを養成することに必要な要素をどれだけ準備し、どこまでのスキルを、どれだけの期間で習得してもらえるのか全く未知数の中、テキストを作り、研修の内容、細かな設定、食事のメニュー作りと尽力してくれたインストラクターのエリにお礼が言いたい。そして参加してれたメンバーのみんな。本当にありがとう。Vol.2を含めた2回目の帆船研修を予定しますね。
過去に航海中に研修のトライアルをやったことがあるのだけれども、船の運航に合わせて必要な研修を行うことは難しく、必要なことを覚えるまでにかなりの日数と人によってスキルのばらつきが起きてしまうことがわかり、集中できるまとまった時間が必要だと思っていた。
今回停泊中の帆船の上で研修を行えたことはとても価値のあることで、帆船を研修会場として提供してくれたみらいへの小原さんはじめ、乗組員の皆さんにはこころから感謝いたします。
最後に、研修を受けたメンバーの感想の一部を抜粋して掲載させていただきます。
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カイさん、エリさん、研修ありがとうございました。
研修全体の感想は、メッチャ楽しかった!…が一番素直な感想です。
15年くらい前にPADIのインストラクターコースを受けた時は、ダイバーとして13年くらいのキャリアを経て受けたんですが、やっぱり当時も毎日がとっても楽しかった。やるべき事は盛りだくさんで2週間毎日ハワイのインストラクターカレッジに通って朝から晩まで座学から実習までみっちりやって、宿舎に帰ってからもテスト勉強や課題をやってました。確かに精神的にも体力的にも大変だったし、周りの研修生は僕より若い人ばかりで体力もあって体育会系の人やバリバリのガイドダイバーやショップスタッフだったりする中で僕だけ40の中年オッサンだったけど、やっぱり今回の研修のように楽しくやってました。
今回も含めて研修なのにこんなに楽しいって思えたのかなって考えてみたんですが、やっぱりそれは一緒に受ける仲間が居て、そして皆が同じく興味のある事を学ぼうと一生懸命だったし、PADIの時は脱落しそうな仲間を励ましたり助けあったりしたからだと思います。今回はたった1泊2日だったけれど、その頃の事がちょっとダブって見えたりしました。
(後略)
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おまけ の研修風景 4
リョームとカイのエアロビクス
ヤシの実で遊ぼう
カイ
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帆船みらいへ✖️スピリット・オブ・セイラーズ帆船研修 Vol.2がはじまった!
「船の生活を人に教えられる・安全にセイルを扱える・船の仕組みを知る」というテーマのVol.2の後半2日間。
Vol.2初日、少なくなったメンバー、研修はさらに内容が濃くなっていく。
Vol.2は身体と頭をつかったプログラムが多いのが特徴だVol.1で覚えた知識を身体で体験してもらいたいと思ってつくったプログラムだからだ。
しかしあいにくの大雨。これではセイル作業は無理そうだ。室内のプログラムに切り替える。
雨でしかできない船内に関することをどんどんプログラムでこなしていく。船内の掃除を朝の30分だけでなく、もっと大掛かり行い、当直中に船橋(ブリッジ)ではどんなことをしているのか?など航海計器の説明、ログブックの記入の仕方、操舵号令、見張りのポイントなどをブリッジで体験していく。
ランチの後は船の海での交通の法律、航法について座学で学び、海図をつかった航海計画を立てるプログラムも行った。
流石に座学と新しい知識であたまがパンパンになっている研修生リョーム。
すこし 休憩して、映画を見る事にしました。
『コスタコンコルディア沈没』に関するビデオだ。
1時間のビデオの後は、それぞれインストラクター、研修生交えて
・沈没の原因
・クルーの対応(良かった事・悪いと思ったところ)
・もし自分だったら(クルーの立場・乗客の立場)
・このようなことが起きないためにできる事
をテーマにディスカッション、シェアリングを行なった。
あっという間に夕食の時間になり
夕食は鳥のつみれ鍋!美味しかった。
夕食後はやはり明日のために座学で予習。今まで触っていない、今日触るはずだったセイル(メインガフトップスル)を模型でシミュレーションしていきます。
明日はいよいよ総仕上げ。半日を通して効果測定の日です。
おまけ
研修風景3
続く
カイ
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帆船みらいへ✖️スピリット・オブ・セイラーズ帆船研修 Vol.1 2日目!!
帆船みらいへ × スピリット・オブ・セイラーズインストラクター帆船研修!!!
「船を知る・船で生活する・安全にセイルを取り扱う」という目的、テーマのVol.1の前半2日目!
2日目 0600起床 船内の掃除 朝食作りから始まる。
船内生活にはだいぶ慣れているものの、詰め込まれた研修内容に目も回るように時間が過ぎていく。
朝食のあとはロープワークの効果測定だ。
問題なく全員が効果測定をパスし、安全ベルト、セイフティーハーネス(ハーネス)をつけてセイルをセットしにかかる。セイルに風が入らないように固縛したガスケットロープをほどき、準備をしていく、この時も注意すべきこと、ゲストへの配慮などインストラクターとして身につけるべきことを伝えていく。
セットインナージブ!昨夜の予習も生きて、号令へ理解もなかなかです。
人数が少ない中でのセットセイルは厳しい。みらいへのセイルはキャンバス地、いわゆる本当の帆布だ。ジーンズの生地でできている大きなセイルをインストラクターを入れてもたった6人で上げていく。これはきつい。うまく力を合わさないとセイルは上がらない。
午前中に船で一番大きなセイル、メインセイルも開いていく。
はっきりって体力勝負だが、大きなセイルはその分力も強く、危険でもある。大きな声での号令が飛び交う。
セイルをあげきったあとはインストラクターも研修生も一体感が出始めていた。
簡単に作れる昼食(サンドイッチのために趣味のパンを焼いておいた)を食べ、午後はマストクライム!
研修中、食事の時は笑い声が絶えない。19歳の時初めて乗った帆船を思い出しなんだかとても懐かしくなっていた。昨日まで他人だったみんなが海に出て帆船で過ごすうちにどんどんと仲間になっていく姿を見ているととても嬉しくて、帆船の持っている人と人、人と自分の関係を促進させる力を改めて感じる。
午後、今回は船で一番高いセイルの場所。トギャランヤードまで登っていく。これははっきり言ってかなり高い。インストラクターでも足がすくむ。
そこにゲストと一緒に登り、自分とゲストの安全を確保できるのがインストラクターです!
マストクライム中、天候は雨、条件は良くない。トギャランの前に一段下のトップスルヤードで練習をする。トギャランまではあと5メートル。2名がトギャランまで行かないと判断した。
“冒険” “チャレンジ” “海・帆船での航海” そんなキーワードが並ぶ帆船での冒険体験は確かに刺激的で、陸上では 経験できないようなことがたくさん待っている。
しかし「危険だから刺激的、かっこいい!」「危険にチャレンジしてこそ冒険!」というの大きな間違いだと思う。
危険なものは危険だ。
「やめる」という選択ができることは勇気のいることだ。それは「チャレンジをしない」ということとは違う意味を持っている。
ここで二人が「トギャランまで行かない」と自分で判断し、一緒に登っている全員の前でそれが言えた事に自分たちの今やっている研修の目的が間違いなく伝わっている事にとても嬉しく感じた。
登った2名は「こえー!」と叫びながらもしっかりと余裕のポーズ。
マストクライムでの練習を全て終え、午前中につかったセイルをガスケット(マストに固定する作業)して天候がかなり悪化していたので室内でのプログラムと効果測定を行う事にした。
室内でのプログラムは船内の安全設備に関して。
船を守るために一体どんな装置が装備されているのか、もしもの時はどんな他所をすべきなのかを学び。消火器の位置を探し自分の記録用紙に記録、もしものときの設備についてみらいへ機関長からも講義を受けることができました。
効果測定は筆記15分 実技15分 の2科目。
筆記は10問の問題と実技はセイルセットするまでの号令と手順、ロープの扱い方、安全への配慮をみる。
見事全員パスしてVol.1が終了となった。効果測定後は船内の片付け、Vol.1のみ参加のメンバーは荷物のパッキングと慌ただしく船内が賑やかになる。
何と言ってもこれから研修とは別に予定していた焼肉パーティーの準備をしなければならない!
肉をたくさん食べ、ビールを飲んで、お世話になったの元船長たちも帆船仲間も集まってくれて盛大な焼肉になった。
Vol.1のメンバーはここで解散。明日からはVol.2の研修が始まる。
おまけ
研修風景2
続く
カイ
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帆船みらいへ✖️スピリット・オブ・セイラーズ帆船研修 Vol.1 初日!!
帆船みらいへ × スピリット・オブ・セイラーズインストラクター帆船研修!!!
今回、神戸港に停泊中の帆船みらいへをお借りして行われたスピリット・オブ・セイラーズのインストラクター帆船研修。
スピリット・オブ・セイラーズではメンバーそれぞれ個人で活動のレベル(どれだけ僕たちと一緒に活動していくか)を自由に決めてもらえるようにしている。
「海の話が聞きたい」だけでもいいし「一緒に航海したい」でもいい。
僕たちと一緒に「帆船の航海をインストラクターとして提供したい」と思ったらこんな帆船研修もある。というお話。
帆船研修は前半2日間、後半2日間の二部構成。
「船を知る・船で生活する・安全にセイルを取り扱う」という目的、テーマのVol.1の前半2日間と
「船の生活を人に教えられる・安全にセイルを扱える・船の仕組みを知る」というテーマのVol.2の後半2日間。
合計4日間の研修。
研修では
・船内生活でのルール
・船の設備に関する理解
・セイルを扱う技術
・安全に関する知識
・船内での食事の提供
・冒険プログラムに関する知識
・船舶の法律、慣習
など
多くの項目を4日間という短い期間で研修しなくてはならない。
今回参加したメンバーは3人、帆船みらいへ からも乗組員志望の方が1人。合計4名。
研修初日の朝、関西では大きな地震があり、交通機関が麻痺した影響で、スタートは研修生2名のスタートとなった。
参加メンバーはそれぞれ得意分野があり、海での経験もあるメンバーだけどおおきな帆船はやはり モノが違う。戸惑いながらもワクワクしている感覚が伝わってくる感じでスタートした。
まずは研修の趣旨、船内での安全についての事項・冒険教育プログラムについてを座学で伝えていく。
船内を案内し、どこに何があるのかを把握してもらう。
自分のキャビン(居室)を整え、共同生活の上で守るべき事についても学んでいく。
船内のことがわかったら今度は船の動かし方だ。
安全ベルトについての説明、マストに登る練習、セイルの取り扱いなどを体全体で感じて学んでもらう。
研修中は夕食も決められたメニューを時間内に自分たちで協力して作り上げるという事になっている。船内生活で食事はとても大切だ。時間どうりにご飯が食べれて、活動に使うパワーを支えているギャレー(厨房)の仕事もきちんと理解してもらう。食事が遅れたらその分、睡眠時間も減るという事に気付いてからのみんなの本気度が高まったのは船内での生活が自分事にできた瞬間だったんだと思う。
食事の後はすぐに眠りたいところだけど、ロープワーク練習と船の模型を使ってのセイルの取り扱いと号令いついての予習。夜中(22時)までホーラーウェイ!2-6ヒーブ!!の声が食堂に響く。
いよいよあしたからは実際にセイルを広げての研修となる。
おまけ
研修風景
続く
カイ
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インストラクター研修!
どうも!
スピリットオブセイラーズです。
神戸港に今、日本有数の帆船が停泊しているのをご存知ですか?
帆船みらいへです!
明日から帆船みらいへにてインストラクター研修です!
今日は前日入りして買い出しや用意です。
温帯低気圧が気になりますが、いい研修になりますように!
エリ
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船の整備は鏡
どうも!
スピリットオブセイラーズです。
駿河湾が色んな表情を持っていることをご存知ですか?
ここは沼津、海のステージ。
ラブライブ!というアニメの聖地の一つ!
らしいです。
アニメ、見たことないのですが、美しい景色の中帆船Amiの船長とミーティングしてきました。
おすすめの場所です。
2016年のお宝ランチ航海に乗られた方には懐かしい、近くの貝殻亭にも!
...ごはんがメインではなく、船の整備をしてきました!
船を整備すると心がなごみますね。
今年ロシアでの帆船レースに参加する、沼津の帆船アミの整備です。
新しくピカピカのラットボード(はしご)を結びつけていると、心が無になります。
好きです、整備。
新しいコンパスがついています!
船を維持するのは手間もお金がかかりますが、
船を美しくすると、比例して安全も増します。
船の整備状況はシンプルに持ち主の思考、状況の鏡でもあるようです。
帆船アミはロシアに行く前に新潟で
「海ふぇすたにいがた」
に参加します。
↓
http://www.niigata-nippo.co.jp/biyori/odekake/084428.html
新潟での7月26日〜29日の体験航海は、スピリットオブセイラーズもインストラクターとして乗っています!
帆船みらいへも、巡視船や実習船も集まります。
7月、新潟に遊びに来た方は海の上で会いましょう!
帆船アミ↓
エリ
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