大胆になろう

思い起こせば10月。

 

愛知県の「海辺のコテージSeagull」で、ボートを直して、ヴァイキングシップのように漕げてセイリングのできる船にするぞ!

と意気込んで、

 

「...あれ?  船の中から水の音する?」

「よし、怖いけど小さく切って中を見てみよう」

 

と恐る恐る20cm四方に切って、噴水のように出てくる中の水を悲鳴をあげながら抜いた。

 

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そして今月12月。

 

デッキ一面を切りました。

 

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FRP補修に詳しい方が「切ろう」と言ってくれて、「いいの?いいの?」とドキドキしながら開きました。

大感謝です!


10月にキャーキャー言って切ってたのが恥ずかしいくらい大胆!

 

船のデッキを切った下は、日本のほとんどの人が見たことがない場所だと思う。

なんとこの中にはバラスト(重し)として砂が入っている。

 

水がまた溜まっていたのでかき流し、砂が水を吸って濡れているので、掘り出して乾かす。

 

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 このサンドバラストはセメントにして、現在は乾かし中。

 

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予想外の展開に、心を落ち着かせるためにランチ。

今月はお汁粉月間でした。

 

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船の横に、ひっくり返ったときに掴んで戻すための「握り玉」(という名前らしい)を通して編んでいく。

 

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このロープに通しているブイ(浮き)は探しに探して、ホームセンターを周り、釣具屋さんを覗き、最終的にネットで買った上に到着した時は予想外に大きく、返品もできず、発注ミスかと落ち込んだ時もありました...

が、つけてみるといい感じ。結果オーライ!

 

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中にベンチとして設置する板もサイズ通りに切って角取り。

 

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この12月で、また生まれ変わったボート!

ビフォーアフター

 

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来てくださったみなさん、今回も予定していたようにはなりませんでしたがとても楽しかったです!

 

本当にありがとうございました!!

 

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来月は1/18(土)、19(日)開催予定です。

参加申し込みはこちら▼

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個人的には、なかなか大胆になれず細かいことでヤキモキしていますが、

いろんな人が集まっているおかげで船が形になってきています。

 

来月は、

船台を直したり、今回切ったベンチをペイントしたり、

オールを作ったり?

 

と考えていますがさて、どうなるか楽しみです。

 

 

エリ

 

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第6話 戻ることで出発する (最終話)【Ocean College 伊豆半島~三崎編】 

【Ocean College 伊豆半島~三崎編 OC01】 

 

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11/26 戻ることで出発する

 

戸田からホームポートの静浦までは約10マイル。すぐ目と鼻の先だ。今日は東の風が強くなる予定だけど、伊豆半島の影に隠れて海面はフラットになるはずだ。セイルを広げてダイナミックに帆走を楽しもうと思っている。時間もたっぷりとあるので、朝ごはんは昨日の鍋の残りでうどんと深海タコ飯。これが本当に美味しかった。たこめしは多めに作っておいて、お昼前に小腹が空いたらつまめるようにオニギリにしておいた。

 

いざ出港!桟橋の前のホステルのスタッフの人たちが、見送りに来てくれた。また来ます!陸地に囲まれた天然の良港、戸田。美しい景色の中帆船Amiはセイルを次々に上げて行く。きっと外から見たら絵になる光景だ。

 

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港の外に出て見てしばらくすると東の風が思っていたより強く吹いている。リーンリーーンとリギンが鳴る。これは相当吹いているな。山から降りてくる「おろし」だ。局所的にものすごいブローが船を大きくヒール(船体が傾くこと)させる。帆船はセイルの枚数で風を受ける面積を調整する。二枚あげたヘッドセイルのジブを一枚おろし、メインセイルとフォアセイルのシートを出すことで、キツすぎるヒールを直す。

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最新のヨットと違い、重たく、頑丈に作られた帆船Amiは強風下でも波に乗って跳ねるようなことはなく、ゆったりと波を乗り越えてくれるので安心感がある。

何よりもここは僕らのメインフィールド。風が治まる場所も波がこれ以上荒れないこともわかっているのでダイナミックなセイリングがとても心地よい。

静浦まではあっという間について、船をホームポートに無事返すことができた。船を岸壁につけ、船内の清掃を行い、帰り支度。航海を共にした仲間とやはりさみしいような、嬉しいような別れの時間が近づいていた。「潮出しに行こう」と近くの温泉にみんなで行き、寒さと揺れで緊張していた体をほどき、潮を洗い流す。「また会おう」とお互いに約束とも言えない言葉を交わし、それぞれ陸の世界に帰ることにした。

 

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沼津から自分の家まで車で高速道路で2時間。渋滞もなく快適なドライブだ。濡れないし、揺れない。3日かけて来た距離を一気に2時間でもどる。

「あの過酷で楽しかった時間はいったいなんだったんだ」と帆船の航海が終わるたびに思う。

難なく家に着き、時間も早いので街を歩くと、まるで自分がタイムスリップをして来た人間のように感じる。街の便利さ、快適さ、豊かさに目が回る。

なんでも手に入るし、その気になればものすごいスピードで移動できる日常に圧倒される。なんというか、シャバに戻った感がすごい。

同時に、ふと思う。「こんなスピードに合わせて普段は生活しているんだな。そりゃ疲れるわけだよ。」たった2時間で何の苦もなく目的の場所まで移動できることが当たり前の時代に、何日間も自然に翻弄されながら四苦八苦して海を渡った経験は、人間が自然に合わせて生きる時間の流れを教えてくれる。

そして「もう少し、気楽にゆっくりと進んでもいいんじゃないかな。」と僕を現代のスピードから少しだけ解放してくれて自由な気分にさせてくれ、本来の自分のペースや生き方を取り戻させてくれる。

僕はそんなことを魅力に感じて海での活動をずっと続けているのかもしれない。

 

もっとたくさんの人に海の冒険の素晴らしさをを伝えられるように、これからも日本で一番楽しい航海を作っていきます。僕らと一緒に航海に出て見ませんか。

 

 Ocean College 伊豆半島~三崎編の様子▼


帆船で大航海 伊豆半島を目指す!

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カイ 

 

 

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第5話 出会う【Ocean College 伊豆半島~三崎編】 

【Ocean College 伊豆半島~三崎編 OC01】

 

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11/25 出会う

新しい港、はじめての海域、行ったことない土地、見たことないような景色に出会うことが好きだ。駿河湾西伊豆の海に出会ったとき、なんてすてきな場所なんだ!!と心が踊った。

危険な岩礁などが少なく、定置網もない深い海、海外のような絶景。2019年全国海水浴場水質ランキングでは小笠原諸島と並ぶ海の透明度、伊豆半島ではトレッキンやキャンプなどアウトドアが楽しめ、自転車のコースも豊富。ダイビングもゴルフもできるし、魚もうまい。寄港する港はみんな温泉が湧く!!!

こんなに条件の揃ったクルージングのメッカ、きっと瀬戸内にだって肩を並べられる。

東京から2時間で来れる、こんなところを舞台に、たくさんの人に自分が主人公になれる時間と海の素晴らしさに出会って欲しいと思って駿河湾での活動を続けていた。

 

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やっと駿河湾の入り口にやってきた。そこには大きく駿河湾への侵入を阻むようにいつも時化ていることで有名な石廊崎が立ちはだかる・・・!

 

ここで一旦、航海をやめて、「次回!石廊崎は晴天なり!」をお送りしたいほど予報は悪い。

 

帆船Amiの船長、溜(たまり)さんは駿河湾で長くセイリングをしてきたベテランセイラーだ。その溜さんが、「カイさん、地元では、命をとるか波勝をとるかっていうくらい石廊崎から波勝は時化るんですよ」と嬉しそうに語ってくる。なぜ嬉しそうなのかわからない。

 

 

 

09:00下田港を出港。向かい風、少しでも危険と判断したらすぐに引き返すという条件を朝のミーティングで申しあわせる。毎日条件のついた出港が続いていてなんとかならないものかと思う。

外海に出てみると思っていたほど風も吹いていないし、海況も穏やかだ。これは行けるかもしれない!と慎重に船を進め、下田の岩礁地帯を抜ける。石廊崎を難なく通過し、カツオ島を越える。いよいよと駿河湾。うねりは大きく、波も2メートルほどあるが航行には全く支障はない。天気も朝は少し雨が降っていたが今は快晴だ。

 

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駿河湾にはいり、波勝崎を越えて針路を北に変えたとき、大きな富士山が目の前に広がった。大きい!富士山の雄大さをこんなにも身体中で感じることができるのは石廊崎を越えた船のクルーだけかもしれない。

 

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南西の風は追い風となって暖かい空気を運び、Tシャツでも過ごせるくらいに気温は上がった。デッキにものんびりとした雰囲気と笑顔が溢れる。

朝のうちに作っておいた、ハムと卵、チーズのサンドイッチもピクニック気分で美味しくいただける。

そのうちに難なく穏やかな湾の戸田港に入港した。

 

 

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戸田に到着して、まずは乾杯!桟橋の目の前にバーとホテルがある素敵な港だ。戸田は帆船の街として有名なのだけど、今日はゆっくり見物とは行かない。今夜のパーティーの準備をしなければならないので漁協直営店に向かう。魚を丸ごと仕入れ、今夜はパーティー!戸田は深海魚が特産品なので、深海魚も仕入れて料理してみる。

明るいうちにみんなで魚をさばき、イナダの刺身・とろぼっちの塩焼き・イナダのアラ煮・海鮮鍋と超豪華になった!

 

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僕らの航海のテーマは冒険という要素が必ず入っている。「冒険」と聞くと「危険な目にあう」「誰も成し遂げたことのないこと」というイメージが浮かんでしまうが、僕らの言う「冒険」は何も危険を冒すことではない。新しいこと、新しい世界、自分の知らなかったこと、初めての経験を一歩踏み出して実際にみてみる、知る、体験することが「冒険」なんだと思っている。

僕らの航海で、新しい体験に出会ってほしい。富士山の大きさ、海の透明感、風の心地よさ、自然の美しい姿、自分で食材を獲り、自分で魚をさばき、暖かくなったら水深1000メートルの海で泳いでもいい。仲間との出会い、新しい体験への挑戦。そんな西伊豆での「冒険」への出会いを作りたい。

自分にとって初めての経験は世界を大きく広げてくれる。海ではたくさんのことを経験する。それは人が行ってきた「移動する」「自然の力を利用する「生活する」生きることすべてが船という小さな世界で海という途方もなく大きい舞台で行われるからだ。初めて入る港で、初めて料理する深海魚、仲間と海鮮パーティーすることも僕らにとってはとても楽しい「冒険」だ。

  

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Ocean College 伊豆半島~三崎編の様子▼


帆船で大航海 伊豆半島を目指す!

https://youtu.be/iKkHGWKk7cA

 

カイ 

 

 

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第4話 実践【Ocean College 伊豆半島~三崎編】

【Ocean College 伊豆半島~三崎編 OC01】

11/24 実践

 

5時、アラームが鳴る。今日は相模湾を南下して下田までの航海。初めて帆船に乗る人ばかり、参加者は5名。

昨日の宴会の余韻が残る船内、思っていたよりも気温が低い。日が上る前に出港としたいが、何かお腹を温めるものをみんなに食べてもらってから出港することにしよう。再び日本の南側に現れた低気圧に捕まれば二、三日は沼津への帰港が遅れてしまうが、急ぐ旅じゃない。

みんなが起きて来て、チョコレートなんかをかじりながら簡単なスープを飲む。胃を温めておくと体温が保たれ、寒い海上でも体力が持つ。

 

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出港は06:00を周り、外はうっすらと明るくなってきていた。それでも夜間航海には変わりはなく、灯台・航路ブイ・船舶の灯火を頼りに慎重に船を進める。港外は北の風が強く吹いていて、うねりも大きい。針路は270°真西、横にドタンバタンと揺れる。

 

こんなかではお湯も沸かせないだろうと、暖かい紅茶を大きな保温ポットに入れておき、お腹が空いた時用にサンドイッチも昨晩の内にみんなで作っておいた。

 

作戦は完璧だ。そろそろ温かい紅茶でみんなにほっこりとしてもらおう・・・・船酔いはしたくないが、インストラクターとしてホスピタリティーが大事だと思う。船酔いを覚悟で船内に突入。

シンクの中で中身が全て流れて空の保温ポット発見。急いで何もせずにデッキに引き返す。

 

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船酔いというものは、バランス感覚を司どる三半規管と視覚のズレによって起こる現象だ。そう、視覚と自分の感じているバランス感覚を合わせれば船酔いはしない!いくら揺れていても船酔いのような状態にならない典型的なものがバランスボールだ。これに乗って「きもちわるーい」と言ってダイエットを諦めている人を見たことがない。ただ単にバランスボールに飽きてただけだ。そうだ、船は大きなバランスボールのようなものではないか。僕は今、大きな船の形をしたオシャレなバランスボールに乗り、体幹という体幹をバッキバキに鍛えるためにこのような状態をかれこれ3時間ほどトレーニングとして行なっている。水平線を見つめ、足をしっかりとデッキにつけてこの大きなバランスボールを乗りこなすように、遠くを見つめ!バランスボールのように・・・・!!

 

おえーーーーーーー。

 

予報では風・うねりともにあと数時間で落ち着く予報だ。あともう少しの辛抱だ!昨年発表された論文では、南氷洋調査船で船酔いしない人のグループと船酔いする人のグループの呼気の二酸化炭素濃度を計測したところ、船酔いしないグループの二酸化炭素濃度が数パーセント高いことがわかった。つまりはゆっくりと呼吸することで体内の二酸化炭素濃度を高めることにより船酔いは・・・しない・・・!

 

おえーーーーーーーーーー。

 

伊豆半島が近づくにつれて、波も小さくなり、針路も270°真西から240°南西に変針したことで船は安定し、船酔いはけろっと治った。

帆船では風を斜め後ろから受けると一番安定して走ることができるので、Soldiers Wind と呼ばれているらしい。昔の船は船乗り以外も兵士として乗船していたんですね。いわゆる海兵隊。船が安定して帆走ると船酔いから解放されて兵士が喜ぶと・・・。まあ、うんちく以外で現場で実際に「今日は斜め後ろから風を受けているからソルジャーズウィンドだね!」なんて言っている帆船乗りを見かけたことはないが。

 

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大きなうねりの間から今回は大島が小さく見える。大島の近くを流れる北の潮流にぶつからないために大回りをした。潮流は本来、潮の干満や時間で向きを変えることが多いが、津軽海峡を代表に日本はいくつか決まった流れを持つ場所が存在する。内航船のタンカーで航海士をしている時に先輩航海士の人にこのような特徴的な場所の走り方をよく教えてもらった。

大型船でも速力が大きく変わる流れなので小型の帆船やヨットだと、この潮の流れを理解していると随分と走りやすさが違うと思っている。

 

10:00に伊東港の沖を通過、予定より少し遅れているが、このまま下田港を目指すことに。

急ぐ旅ではないことがかえって航海の判断を鈍らせることもある。午後に伊豆半島を弱い前線が通過するのだ。前線が通過するということは、風が逆に吹くということ、突風が吹くということ、天候が急変する可能性があるということを考えなければならない。

風は北東、この風が西に変わったら爪木崎をかわしたら真向かいの風、しかも天候が急変したらと思うと、「伊東にしておこうか・・・」という気がしないでもない。もう一度予報と現在の天気図を見て、このまま午後に爪木崎をかわすことになっても、東から下田港に入るときには特に岩礁地帯など危険がない、距離はさほどない。万一、航行できないようなことがあっても、伊豆半島の東側に戻り逃げ込めば風は避けられる・・・下田までは難なく入港できるはずと判断して南下を続けることにした。

 

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そこで出会った大きな虹。よくみると二重になっている。ポリネシアンの船乗りの間では虹は良いことが現れる前触れ。船が伊豆大島伊豆半島相模湾全体にお祝いされているようなそんな目出度い、ハレの気分にデッキが包まれた。やはり海は素晴らしい。この「オーシャンカレッジ」を開講できて本当に良かった。参加してくれたみんなと、こんなに素晴らしい時間が共有できて良かったと心から感謝した。

 

13:00爪木崎を通過して風は向かい風になりはしたものの、大したこともなく、難なく下田港に入港することができた。

下田港は歴史も温泉も買い物にも困らない良い港だ。しかし港を出るとすぐに太平洋ド真ん中な外海なのでタフなコンディションが多く、小型の帆船では西伊豆からなかなか来れない場所だなと思った。

 

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港に到着したみんなは、それぞれ帰り仕度を整えて、帰路についた。温泉であったまっていく人、靴を濡らしてしまって新しく買う人、ビールを飲もう!と宣言する人などそれぞれ個性的だったけど、たった12日航海を共にしただけとは思えないような連帯感が生まれていることが、19歳で初めて帆船に出会った頃の自分が航海を終え、さみしいような、とても嬉しいような、船から帰るときの感情を思い出させてくれる光景だった。

 

 

Ocean College 伊豆半島~三崎編の様子▼


帆船で大航海 伊豆半島を目指す!

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カイ 

 

 

⚓︎ 隠れ港のBBQ忘年会、沢山のお申込みありがとうございます。申し込み締切は14日までです。

 

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第3話 仲間【Ocean College 伊豆半島~三崎編】 

【Ocean Collage 伊豆半島〜三崎編 OC01】

 

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11/23 仲間

 

朝、三崎港から乗船する新たな仲間「オチさん」を迎えて、今日はいよいよイベントの当日だ。風は北の風がビュービュー吹いている。三崎港は風裏になるのでさほど強い風は感じないが、朝から14隻集まるはずであったヨットから次々と届く出港取りやめの連絡。

 

 

 

フローテラとは、「小艦隊」を表す言葉で、ヨットで数隻の船団を組み互いに助け合いながらクルージングを楽しむというスタイルのクルージング。港に着くと仲間とワイワイ賑やかに旅を楽しめるし、何かと仲間の船が近くにいれば安心できるので、今後日本で、はやりそうだと思ってる。

 

まさか・・駿河湾から来て一隻でフローテラ?めいいっぱい船を着飾ったけど誰もこないーテラ?

 

そんなことはない!!と思う!!!

 

 

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ということで、船を最高のドレスアップ「満船飾」で飾りつけ。オチさん・ウラノさんもすっかりと意気投合して相談しながら船の飾り付けを進めていく。もともと僕が「協力して船を進める」ということにプログラムの重点を置いているので、仲間がいた方が学ぶ効率が良い。

お昼は、スパイスから作る南インドのセイラーズココナッツ鯖カレー。スパイスあら作ると食器洗いにそんなに水を使わなくて良いし、とっっても美味しいので試してみ

てほしい。

 

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腹ごしらえもしたし。城ヶ島の沖で到着する船をお出迎えするためにいざ出港。

 

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外は大荒れでした。これでは来れないのもわかる。

 

14時には続々と船が入港してくると思い、城ヶ島の東側海域で待機。船がものすごい勢いで風下に流れていく。

船中に飾っている国際信号旗が風の抵抗になり、船体がヒールし、セイリングならぬフラッギング。

これはまずいな、本当にこれは誰も来ないかもしれない。と不安になった時遠くにヨットの影が!!!

 

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嬉しい。本当に嬉しい。洋上で船とすれ違うだけでこんなに嬉しいことは初めてだと思う。

 

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めいっぱいに手を振り、入港をお出迎えした。近くを通り過ぎた時に今回のイベントに声をかけてくれていたイベントの幹事でもありISPAインストラクター仲間でもある根岸さん艇の「スピカ」であることがわかり、余計嬉しくなった。

 

「スピカ」の入港を機にヨットが次々と現れ合計4隻のヨットが三崎港に入港した。

 

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お出迎えも終わり三崎港に戻ると、なんと出港を断念した船のチーム達が続々と陸路集まり、総勢50名を超える人が三崎港でワイワイと賑やかに港を歩いていた。果たして、帆船はヨットのみなさんに迎え入れてもらえるだろうか・・・と不安があったのは正直なところだったけど、それは全くの思い違いで、たくさんの人が帆船Amiに興味を持ってくれて、船を通して航海の話や海の共通の話題で大いに盛り上がれた。もともとISAPの人たちは国内外を旅するようにクルージングしている人が多い。僕らの船や海に対する考え方と似ている人が多くて気さくな人ばかりだ。

いつかこの賑わいを西伊豆の港に招待したいな!

 

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明日からの参加者3名も乗船してくれて船は一気に満室。賑やかな船内はちょっとしたお正月のような感じ。

 

夕方になり、近くのホテルで交流会。送迎のバスで移動。真っ暗な道を進むと立派なホテルがありました。しかも温泉付き。温泉ですっかりあったまり、全員で乾杯。ビールがとてもおいしかった。交流会では帆船に興味を持ってくれてる方々と色々お話しできる場面もあり、帆船Amiの魅力を再確認できた夜となった。

交流会が終わり船で二次会。帆船Amiは明日の朝、陽が上る前に予定より早く出港することを決め、早々と消灯・就寝。

本当はヨットチームと盛り上がりたかった。消灯後も参加メンバーの数名はヨットに合流して盛り上がったようだ。

 

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帆船で大航海 伊豆半島を目指す!

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第2話 座学【Ocean College 伊豆半島~三崎編】 

【Ocean College 伊豆半島~三崎編 OC01】

 

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11/22 座学

 

今日は朝から冷たい雨が降り、船を港に停めた状態で、雨の小ぶりな午前中セイルの取り扱い(セイルハンドリング)、午後には船の安全を確保するために必要な知識を学ぶ座学を行うことにした。

 

帆船では一人でセイルを扱うということは基本的にない。構造上できないと言っていい。セイル一枚を取り扱うにも一旦、船上でチームを編成し、そのチームでセイルを揚げたり、畳んだり、風に合わせて操作したりする。チーム全体がうまく動くためには実際にロープを引くプレイヤーとチームの動き全体とセイルの様子を見ながら号令を出すコマンダーに別れる必要がある。

セイル一枚上げることはそんなに難しいことではないし港に停まっている船の上ではチームがうまく動いていなくてもなんとかセイルは上がってしまうもの、しかし一度海に出て、風の中でいざセイルを上げようとしてもそれぞれのコミニュケーションがうまくとれていないとなかなかうまくいかない。

いくらセイルリングに関して知識や経験があっても、自分がコマンダーとして役割を担当した時に、チームの動き全体を見る能力がなければセイルを一枚上げることができない、またプレイヤーとしてロープを引く役割を受け持っても、担当しているロープがどのような役割を担っていて、コマンダーの号令を正確に理解していなければ、これはまたうまくいかない。

これはセイリングとはまた違った能力やスキルが必要になる瞬間なのだと思う。

 

帆船ではそんな瞬間がよくある。

 

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午後の座学では、船を守るためにに必要な安全についての座学

 

船の救命設備・もしもの時の対応・低体温症・ロープワーク・操舵の基本号令・海図の基礎について、一緒にディスカッションしながら進めた。

 

19歳で帆船の見習いになり、ギャレー(厨房)で皿洗いから始まり、内航タンカー、海外の帆船、帆船航海士、ヨットインストラクターと僕は野良犬のように海の世界をあちこちフラフラしてきて一つ思うことがある。

 

海の世界では「専門家」であることがとても素晴らしいこととして、評価されることが多いけれど、

「海を渡るには総合的な感覚」が必要だ。大型のタンカー船に乗っていては気づかないことがある。海外の帆船では勉強しきれないことがある。ヨットのレースでは学べないことがある。

 

海を数日間でも旅するということは、生活と、運航とが日々混じりながら船が進んでいくこと。

 

船を帆走らせること、クルーの食事、船内の清掃、安全の確保、気象、潮汐、航海計器、電気、機関、応急の手当、港の水路情報、歴史、メンテナンス・・・・

 

船に関わる知識は膨大だ。それもそのはずで、僕たちがフィールドにしている海は地球そのもので、船はその海の上で唯一の家として人間が存在・生存できる場所。

 

人が帆で船を帆走らせるようになって約6000年。筏や丸太をくり抜いたくり船も入れれば船の歴史は人の歴史そのものだ。

船のことを勉強することは人が地球を移動するのにどんな工夫をしてきたかを学ぶこと。

 

船上に理由のないもの、合理性のないモノは存在しない。

 

海や船のことを勉強しているとたくさんことが普段の生活に結びついてくる。そしてまた普段気にしていないことや、忘れてしまっていることも海に出ると自然にそれらが呼び起こされ、自分の普段の生活や日常に戻ってくる感覚がある。

 

だから僕はインストラクターとして座学を行うとき、「帆船」であったり「内航船」「ヨット」といったカテゴリーにとらわれず、自分の経験の中で感じた海の上で役立つ知識や必要な考え方を伝えるようにしている。すぐに帆船の歴史うんちくと酒と船の話に脱線してしまうのは反省している。

 

Ocean College 伊豆半島~三崎編の様子▼


帆船で大航海 伊豆半島を目指す!

https://youtu.be/iKkHGWKk7cA

 

カイ 

 

 

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第1話 挑戦【Ocean College 伊豆半島~三崎編】 

【Ocean College 伊豆半島~三崎編 OC01 】

 

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11/21 挑戦

 

11月も半ばを過ぎ、冬型の気圧配置になる前に関東の太平洋側は高気圧により安定しているはずだった。この日、僕らは北からの強風が吹き上がることを予想して予定よりも早く下田港から相模湾の南側を完全な向かい風の中を三崎港を目指して北上していた。この機会を逃すと、あと二日間は海に出られないくらい北風が強くなる。

出港するときも、爪木埼をかわした時点で波がデッキを洗い、かぶるようなら下田港に引き返すことを朝の出港前ミーティングで申し合わせていた。

幸い、波はまだ高くなく十分に航行できると判断して、北上を始めたが、北東風は少しづつ強くなり午後にはかなり吹き上がる予報だった。予報を気にして北東の針路は取らず、伊東港を目指し真北に向けて針路を定めた。

これで最悪、北東風が予想をうわまって吹いても伊東港に逃げ込める。

 

今回の航海は僕たちスピリット・オブ・セイラーズの帆船で世界の海を旅するスキルを学ぶプログラム「オーシャンカレッジ」の最初の航海。下田から乗船したプログラム参加者は2名。ウラノさんと、バーさん(ニックネーム)。

 

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「オーシャンカレッジ」は駿河湾を舞台に数日の間帆船のクルーとして乗船し、海のこと、船のことを学び、オーストラリアの建造から100年の大型木造帆船、カナダでのセーリング留学、スウェーデンのバイキングシップなど海外の帆船にクルーとして留学できる制度や、国際セーリング技術認定団体であるISPAの帆船コースのサーフィティーケート(認定資格)も取得することができる新しい海洋体験プログラム。

帆船は現代のヨットと違い、セイルの操作や操船にかかる手間が簡略化・効率化がされていない。まず帆の枚数が多い。小型の帆船Amiでもセイルは8枚もある。その分仕組みは複雑だ。

しかしいざ動かすとなれば難しいことはない。ウィンチはないので力が足りなければ仲間を呼ぶ、ジャマーもないのでビレイピンと呼ばれる木の棒にロープを止める、ロープの色分けもされていない。簡単で単純だと思う。

そんな船で数日間、仲間ととも一本ロープを力を合わせて引き、船を動かし、海のこと学び、食事を作り、夜はゆっくりと語らい合う。まるでキャンプ旅を海の上で行なっているように、目的地を目指し航海をしていくことになる。この数日間はきっと海の新しい世界への挑戦の扉を開いてくれる。

 

この「オーシャンカレッジ」というプログラムをずっと開催したくて何年も僕らは準備をしてきた。そんな中、僕たちが加盟している、同じISPAの修了生が集まるヨットのイベント「三崎フローテラ」に帆船Amiが参加することになった。ISPA初心者からヨットのセーリング技術を学べるプログラムを開催していて、多くの修了生を輩出している。その理論的なプログラムは僕らも海を渡る技術を伝える側として多くのことを学ばせてもらっている。ISPAには今年から加盟している新参者なので、はっきりって知っている人がほぼいない。名前と顔が一致している人は4、5人程度、しかもヨットのコース修了生が集まるイベントに帆船で参加するなんて、本当にみんなが喜んでくれるだろうかと、少し不安がある。

 

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相変わらず北東からの風は強い。伊東港が近づくにつれ、少し波が穏やかになったので、針路を変更し三崎に船を向けた。しばらくすると、船の速力がぐんぐん上がり始めた。大島の北側に流れる潮流に乗れた。しかし今度は潮流と風が逆で波がドカドカと船を翻弄する。まるで木の葉みたいに船が揺れた。

僕は昔から船に弱くて、船酔いがひどい。尊敬する船長から「大丈夫。偉大な船乗りネルソン提督も船に弱かった。君も立派な船乗りになれるよ。」という言葉を信じてここまで船で仕事をしてこれたけど、船酔いするたびに毎回「なんでこんな仕事を選んでしまったのか・・」と後悔する。

 

はっきりいって地獄だ。

 

けれど心配しないでほしい。

 

船酔いを超えた、、、素晴らしい経験が海できっとあなたを待っている・・・!

 

おえーーー。

 

大丈夫・・・!

 

涙で伊豆大島がにじむ。伊豆大島は大きくてキレイだ。(いい加減、遠退いてくれ)

 

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プログラムに参加のウラノさんもきっと船酔いに苦しんでいるんじゃないかと申し訳ない気持ちで様子を伺っていると、なんと今回のテキストを片手に予習している!なんと勉強熱心!!

 

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交代で舵を取りながら、帆船のこと、見張りのこと、当直交代を告げるタイムベルのことなんかを話しながら船は順調に三崎に進んでいく。

 

やっと大島をスターボードのボートダビットに構えたあたりで、三浦半島を捉えた。もうすぐだ。

 

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だんだんと三浦半島が大きくなり城ヶ島がはっきりと姿を見せてくれきた。時間があれば、港に入る前にセイルを張り、帆走の実習を行いたかったけど、到着が遅れたのでそのまま入港することに。

城ヶ島は西側と東側に入口があり西側の方が距離的には近いけれども、航路ブイの勉強や、城ヶ島の沖をゆっくりと眺めてみたいということで、東側の航路から入港することにした。

 

無事に三崎港に到着!

 

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まだプログラム初日だというのにみんなでこの笑顔。何かを同じ目的を持った仲間と成し遂げることはそれだけで素晴らしい冒険体験を体感できるのじゃないかと思えた。

 

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Ocean College 伊豆半島~三崎編の様子▼


帆船で大航海 伊豆半島を目指す!

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