カイの帆船マニアック!!〜帆走る!〜
ずっと思ってることがある。
帆走ること、セイリングが好きだ。うまく船を操り、適切に帆を張り、風を捉えて帆走す。船のスピードが上がっていく。
こんなに楽しいことはないけど、レースとか、競争とか、何分で帆を張ることができたとか、そういうことにあんまり情熱がわかない。
もっと遠くへ行きたい、クルー全員で船の性能を引き出そうとしている瞬間とか、出港前の忙しさとか、バカ言って笑いあってる時とか、無事に港に着いた時の達成感。そんなことが大好きで、もっと感じたいし、そんなことが船の魅力なんだって、尊敬する帆船乗りの先輩たちに教えてもらってきた。
帆船が好きで、セイリングについて読んでみたり、本で歴史を調べたり、実際に乗ったりして感じたことは、帆船が完成形に近づいた当時、船は人が自然の力を利用して動かす最高の技術の塊で、船を帆走らすこと、海を渡ることは地球を知ること自然の理を理解することだったんじゃないかな。今でいうなら宇宙飛行士みたいな。最先端!!って感じ。
それでもまだ動力とかはない世界だから、人の力で動かせる。無理がないっていうのか、帆走っている時に聞こえてくるのは波と風の音と人の声。スピードも使ってる素材も見える世界も人一人が十分に力を発揮して対応出来る。
ロマンとか確かにあるけど、そんなノスタルジックなもんじゃなくて今、現代にも本当に必要な世界じゃないかって思う。こんな経験・体験や世界があることがすごく大事だと思う。なんでみんな山ばっか行くんだ?
帆船で世界征服したいとか、大金持ちになりたいとかは思わないしマニアックな世界でなかなか認知されないのも知ってる。ただ、俺は帆船って世界に出会えて自分が大好きになったし、尊敬するかっこいい帆船乗りたちにたくさん出会えた。
その人たちや自分が大好きな世界は無くしたくない。なんならもう一回、火をつけて、日本にたくさんいる帆船乗りをみんな引きずり出して帆船も若い帆船乗りもたくさん育てて、日本中の子供達・大人達が海や、船や、人と自分の力を発揮しながら関わることができる、みんなが経験できる場所を作りたい。
だから帆船やります!帆走ります。
デブだから転がった方が速いかもしれないけど!
ってうぉおおおおおい!!
前置き書いてたら長くなって今回書くこと書いてないよーーーー!
次回は「帆船乗りの商売道具〜サングラスその愛〜」をお送りします(嘘)