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受け継いで、引き継ぐ その1

こんにちは。

Spirit of Sailors、ぶんごーです。

4月になりました。

新年度が始まり環境が変わったり、新しい出会いがあったりみなさんの身の回りでもいろいろなことがあると思います。

わたしたちもこれから本格的に活動をスタートしていく予定です。

これからも応援よろしくお願いしますね。

 

さてそんな私たちSpirit of Sailorsですが現在3名で活動しています。

性格やバックボーンなども全然違う3人なのですが、たまたま縁あって一緒にやっていくことになりました。

 

もちろん、帆船や海が大好きな気持ちは一緒です。

でもそこに至るまでの道のりはそれぞれで違う部分もあります。

今日はぼくがこのSpirit of Sailorsという団体で何をやっていきたいのかについて少し書いてみたいと思います。

 

ぼくが帆船と出会ったのは1997年。28歳の時でした。

大阪市が所有していた「あこがれ」という船があって、海にも船にも何一つ知識も経験もないままで航海に乗り出したのでした。

 

初めての航海は大阪から鹿児島までの一週間。

まだまだ寒さの厳しい2月のことでした。

 

その航海で忘れられない経験をして、ぼくの帆船との付き合いは始まりました。

その後「あこがれ」でボランティアクルーとなり、2001年からは「海星」という帆船でもボランティアクルーになりました。

 

2隻の帆船はどちらも1990年代前半に運航を開始しました。

それまで日本にはなかった、誰でも航海することができる帆船、海外でセイルトレーニングと呼ばれる帆船での体験航海プログラムはその頃から日本でも始まったのです。

 

日本でそうした事業を立ち上げた人たちや立ち上げ時から協力していた人たちを「セイルトレーニング第一世代」と呼ぶならば、実際に始まったプログラムを受けそれに影響を受けて帆船に関わるようになったぼくたちは「セイルトレーニング第二世代」と呼べるのかもしれません。

 

しかし残念ながら「海星」は2003年、「あこがれ」は2012年に運航を停止しました。

今でも当時の仲間たちとの連絡はありますが、みんな少しずつ歳をとっていきます。

思い出話に花を咲かせるのは楽しいのですが、新しい仲間が増えないことにぼくは一抹の寂しさを感じていました。

 

航海が終わって港に戻ってみると、岸壁には航海には参加できなかったボランティアクルー仲間が何人か待っていて、船の片付けが終わるとみんなで飲みに行く。

航海が終わると新しい友達ができて、その中の何人かはボランティアクルーとして一緒に船を動かす仲間になる。

 

実物の「帆船」を中心にしてそこには陸での人間関係とはまったく違う特別なコミュニティーがあったのです。

その頃のぼくにとって、船で出会った人たちと過ごす時間はとても大切なものだったのです。

 

この話はもう少し続きます。