カイの帆船マニアック!NZ編 6話 下架

「3月6日」
今日でロアヤードのサンディングは終わり。
日本に帰るまでに木工を覚えたい。

明日はいよいよ下架明日の起床は06:30
マイクのおかげで日本に電話できるようになった。サンクスマイク。

ソーレンラーセンのクルーはよく働く。現在22:00まだギャレスは明日の下架に向けて仕事してる。彼の仕事はリグのマーレン補修、シージング、とてもていないな仕事だ。

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今の制圧は英語がわからないぶん帆船のことで頭が一杯にできて幸せだ。
正式なクルーではないけれど、日本いいた時より充実した毎日だ。便利さや、街の刺激はないけれど、きっと自由はこういうことだ。
遠い国で見られない星を見ると少し寂しくなるけど。心地よい毎日。
もう直ぐdayoffがもらえる。日本に電話しよう。


「3月7日」
今日はシャワーをサボったので20:00にボンクに潜り込めた。汚い自分がどんどん平気になってきたぞ。
みんな汚いからかな。
ジェイというはたらきものがいる日本の友人にそっくりだ。はたらきものということ以外は。
今日は下架も何事もなくうまくいき、いかだを作った。外板のサンディング用だそうだ。上架中にやればいいのに彼らはそうしない。むしろ「これじゃないとね」くらいだ。不思議だ。
全然わからん!

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アトピーが出てきた。汚くしてるからかな。
タチアナのご飯は相変わらすうまい。ミートボールにマッシュポテトにナスとトマトの炒め物にサラダ、うーん豪華豪華。
今日はみんなカラオケに行くそだ、昼間あれだけ大声で歌っていてまだ歌うのか。わからん。
カイは歌すき?と言われて、歌の話で盛り上がってしまった。誘われても断ろう。
ギャレスは平気でおならすることがわかった。
食事中でもプッぷかとするみんなそれで大笑いする。変な奴らだ。
下架した後初めて裸足で作業してみた。痛いけど慣れてしまえば気持ち良いかもしれない。楽だし
下架してトイレが遠い。日本じゃ下架したらすぐにエンジンが回るのに、まだエンジンは回らない。分解されたままだ。いまいちこっちのリズムがわからない。トイレの便座すらまだ作業中だ。ニス塗りだ。信じられん。
けれども水面に浮いたソーレンラーセンはとても綺麗でもっと綺麗にしてあげたくなる。

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