言葉がいらない世界にきた

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 一番大きい帆桁に登ると背が足りないエリです

シドニーにきて1か月程たち、英語をおそれなくなってきた代わりに、日本語も英語もあやしいという状況になってきました(笑)

 

丁度1か月目に新人部屋、フォークスルから2人部屋に移動!アンカーチェーンの香りのしない部屋を新鮮にかんじています!

仕事もキッチン、見張りからバーまでやるようになってきました

バーをしながら頭上をマストクライムしていくお客さんの様子を観察

毎日新しい発見があって1か月が2年のよう!

3日前に100人のお客さんを乗せたクルーズののち夜の1時30にマストに登って帆を畳み、次の日朝からクルーズをしたので、オフの今日は体調を整えるべくデッキでゴロゴロしています

 

 

シドニーの帆船に乗ってからずっとかんじているのは、' 帆船では言葉より行動がものをいう ' ということです

誰も見ていないところでクルーズの後片付けをしてくれているクルーがいたり、洗いものをしないクルーがいたり(笑)

五カ国出身のクルーがみんな一緒に船で生活をして英語でなんとかコミュニケーションをとっているので余計、その人が何をいっているかより、何をしているかのほうが雄弁です

 

そして言葉がいらない、と大げさに題しましたが、逆に帆船にのったほうが英語が上達するね、と私より先にSoren Larsenで働いていた日本人の女の子と話したことがあります

言語を習う為の学校に行くより、一緒にロープを引く為に「ここを引っ張って!」と伝えるほうが話す必然性が高いからです(笑)

言葉はいります(笑)

でもいらない世界だなともかんじています

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金曜日の5時過ぎから日曜日には海に沢山のヨットがでてきて、50艇以上の船がSoren Larsen のまわりで私たちをよけるためにパタパタと方向転換をしていきました

雨が降っても、風がふいても景色がきれいです

先日あったウェディングクルーズでは雨上がりに二重の虹がでました

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 エリ