帆船乗りがボドゲに出会ったら、３/4帆船イベントの謎解きストーリーができたよ！ - 日本一楽しい航海をする帆船乗り集団 Spirit of Sailorsのブログ

帆船で、長い航海中、みんなでよくデッキで遊んだ。

くだらないものから、頭を使うもの、体力勝負のもの、時には「目の前にあるアイテムを使い（基本ガラクタとロープ）メインマストからフォアマストまで一歩もデッキ（甲板）に足をつけずに渡れ！」なんて頭も体力も使うゲームもあったな。

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帆船を手にいれて、帆船事業を日本でやろう！って陸上に上がり、帆船事業について初めての人に説明する時に「教育」「成長」「協力」そんな言葉が自分の中から出てきた。

帆船は確かに教育に向いている。個人のそしてチームの成長につながる教育的な要素を強く持っている。

けれど自分が感じてきた帆船は、教育のためだけに使われてきたのだろうか。

僕は帆船のデッキを教育現場として捉えているんだろうかという何だかモヤモヤとしてものが残った。

いま、自分が説明している帆船の魅力って、自分がやりたい帆船事業となんだか違うような・・・

そんな中で、ボードゲームの世界に出会った。いい大人も子供も年齢関係なくがアナログなゲームに盛り上がっている世界。小さい頃家族でやった記憶以外、更新されていなかったボードゲームの世界はとても新鮮な世界だった。

「自分が主人公になれて、相手も相手で主人公になりきってゲームを進めている。仮想の世界なんだけどそこに起きているコミュニケーションは全部本当のこと、気持ち。」

これって帆船の世界とよく似てるなーって思った。

「帆船に乗って、覚えたことや単語、スキルのほとんどが陸上ではクソの役にも立たない。けれどそこに起こった自分の挑戦や成長、一緒に乗った仲間と起こったこと、いいことも嫌なことも全部本物。見た景色、海、帆船、風、気持ちも味わった体験も全部本物。」

仲良くなった横浜のボードゲーム屋さんリゴレの店長ノブさんとはすぐに打ち解けた。

ボードゲームは教育か遊びか。遊びってなんだろう。っていつも話が盛り上がる。

「なんかやりたい」と、お願いして海図教室をお店で始めさせてもらって、海図の仕組みと、使い方のわかる本物の海図を使ったゲームを作ろう！ということになって、ボードゲームにはまっている人々に出会って、海図ゲームがどんどん改良されていて・・・

ボードゲームの世界観を帆船に持ち込んだら、最高の遊びが提供できるんじゃなかなって思った。自分が主役の船乗りごっこ（本気モード）！海賊ごっこ（本気モード）もできるなーなんて。謎を解かないと港に帰れない船上リアル脱出ゲームとかね。船と全然関係ない人の筈のボードーゲム界隈の人と話していると自然に帆船のどんなところが魅力なのか　どんどん言葉が出てくる。

そんな人たちに出会って、帆船をつかった“遊び”の可能性も3月4日は提供していってみようってことになった。

帆船での遊び。もし1日、帆船をつかって遊べるとしたら、みんなはどんなことしたいですか。

ここからは3月4日の帆船イベントの話！帆船で謎解き！のストーリーができたよー。（今さら（笑））

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久しぶりの新人乗組員をデッキに迎え活気に沸く船内。新人の前で海の素晴らしさを語ろうと船長が前に出る。傍らに持っているのは自分の大事にしてる宝物が詰まった宝箱だ。

船長「ウォッホン。諸君、ようこそ我が帆船へ。船の厳しさ、海の素晴らしさを私が語るよりも、この宝箱の中身を諸君に披露しよう。君たちがこれから船出する海の魅力がここには目一杯に詰まっている」

ガチャ。

ガチャ、ガチャ。

開かない。

どうやら船長は宝箱の開け方を忘れたらしい。

船長「久しぶりに触ったもんだからどうもあかんな。開けかた忘れてしもうた。まず、鍵ないし。」

ガチャ、ガチャ。