シドニーがつないだ美しい山と人
海に魅せられている人間も、たまには
「そこに山があるから」と言ってみたいものです。
そんな中、人生で初めて富士山に行ってきました!
本当は帆船アミに乗せていただく予定だったこの日、
夜からの雨と風が吹き高まって、出港を断念しました。
それでは代わりに富士山に行こう!ということになり、沼津から5合目に向かいました。
森林限界より手前、5合目に上がって来ただけで、空気が冷めたく澄んで、眼下に雲が広がって見えます。
きれい...!
そして、富士山て厳重な用意をしてくる場所だと思い込んでいたので、こんなにスッとこれるなんて驚きでした。
富士山の上の方は現在雪を被って登山禁止です。
けれど須走口5号目からは、富士山が出来るまでは富士山的な山であったときく「小富士」に森の中を通って行くことが出来ます。
森を進んでいくと、突然ひらけて小富士のてっぺんに!
そして振り返ると富士山!
富士山と反対側は雲海と湖。
ただただ美しい。
そして帰り道はキノコ採りをしました。
今まではキノコ採りをして起こった遭難や滑落のニュースを聞いても、何故そんなことが起こるのか意味がわからなかったのですが、この日、全てわかりました。
楽しすぎるからです!!
無心でキノコを探しながら森を歩いていると、空気も気持ちよくて、どっちに歩いていたか分からなくなりかけます。
ちょっと危ない場所の、あとちょっとであのキノコにとどくのに...という気持ちも分かります。
というか、みなさん、こんな楽しいことをしてたんですね!
そしてキノコはかわいい。
取ったキノコは山小屋のおかみさんに鑑定をしていただきました。
毒のキノコやアルコールに反応するキノコもあり、見てわかるおかみさんは本当にすごい。
ここから、箱根の山を通って沼津に帰ります。
帰るうちにどんどん日が暮れていく。
夕陽を追いかけるようにしながら、雲に浮かんで光る富士山と、反対には湖が見える場所まできました。
実は数ヶ月前。
1年前にオーストラリアの船で一緒に働いていたフランス人の女の子から、
彼女の友達が日本にくると紹介されました。
それでは帆船アミでの体験を紹介しようと計画したのですが、天気のいたずらでこの一日をすごしました。
フランス人の彼に教えてもらった言葉はjoli(ジョリー )で「美しい」。
人の縁の不思議さで、美しい山に行きました。
そして、もう一つ。
富士山まで連れて行ってくださり、泊めてくださったアミクルーの中見さん。
夜にティーセレモニーを開催してくれました。
楽しい!美味しい!最後まで正座したい!(しびれました)
そして月明かりに海を見ながら一杯。
ピザパーティーの夜に集まってくださったアミクルーの方とご近所の皆さま。
夜までたくさんお話しした杉さん、ゆみさん、
帆船アミの予定をしてくださった船長。
そして日本に来てくれたリオネル。
1年前のシドニーがつないだ不思議な縁。
ありがとう!!!!
エリ
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