カナダ・バンクーバーガルフ諸島ヨットの旅⑤
カナダ・バンクーバーガルフ諸島ヨットの旅⑤
3日目にしてヨットでの日課が決まった。
はい。雪かきです。朝起きて食事当番以外のみんなで雪かき。デッキを。
雪かきしてたらドックのスタッフが来た。
「昨日着いたんだけど誰もいなかったからここに止めさせもらったよ。」
なんてインストラクターのボブさんがスタッフと話してたら。
スタッフのおっちゃんの反応が
「マジか!?昨日!?あの雪の中で!??」
「驚いたわ。クレイジーだわ!」
という反応。カナダの人から見ても「ああ、僕らはちょっとイかれてんだな」と理解した。
今日の天候、夜のうちに立てておいた航海計画(毎晩明日の天候チェックと次の日の航海計画を立てる)を確認して
途中ドットナローというその名の通り狭い水路を通過するため潮流の通過可能な時間を調べておくことも忘れてはいけない。
今日はナナイモという街まで北上する。
毎日のことなのでもう慣れたが、雪で視界が悪く、一切景色は見れない。
ずっとこんな感じ。
海図と時たま視界がひらけた時に見える島々から想像するときっと素晴らしい景色なんだろう。
見えないけど。
広い海域で少し風が吹いて来たので、帆走しながらのリーフの練習をした。
きょうはずっと同じ景色(真っ白)なので役に立った持ち物を紹介しようと思う。
まず紹介したいのが、スノーボード用の尻パッドの入ったタイツ。
ウレタン製のクッションが入っているので冷たくて硬いデッキに何時間座ってもお尻が冷たくなったりしない。
常に快適だ。
思いつきで買ってみたけど本当に素晴らしい。
https://www.amazon.co.jp/dp/B00YA22A9I/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_qVWDCb2JA2WR7
次に紹介したいのがウール製の服。今回はタイツ、ロングTシャツ、セーターを用意。
防寒着のインナーとして着ることで真冬のカナダでも暖かく過ごせた。
着てないと本当に寒くてずっと手放せなかった。保温効果も高くて二、三日着ても全然臭くならなかった。(当社比)
Icebreaker(アイスブレーカー)公式サイト - GOLDWIN
海に出る時大切なのが靴選び。長靴はあまりにも荷物なので(みなさんは用意してた)防寒用のKEENのこの靴を履いて行った。
デッキでも滑ることなく、サイドゴアなので脱着が簡単。船ではちょっと外に。って時があるし、中に物を取りに行くときも随分と楽チンだった。
中に防水加工がしてるので、今回何度もずぶ濡れになったけど靴の中は全く濡れなかった。長靴いらず。最高の相棒だった。
オイルスキン(セーリング用カッパ)はヘリーハンセン。タフでガンガン使えるのが好き。今回は胸まであるオーバーオールタイプのトラウザーではなくて、普通の腰で履くタイプを使ってみたけど着たり脱いだりが楽で、場所も取らなかった。作画に寒さは胸まであるタイプに軍配が上がるけどこれだけの条件の中で十分に活躍してくれたこのオイルスキンには感謝しかない。
あと、今回は写真ばかりだけど、GOPro。少し値段はするけど本当に綺麗な画像でブレもなく映像が残せるのは感動。
編集が終わったらカナダの動画もアップする予定。
https://jp.shop.gopro.com/APAC/cameras/
ドットナローに近づいて来た。これを抜ければナナイモはすぐそこだ。時間も問題な・・・・到着が早すぎる。
まだ潮流のスピードが早く操船が困難なため船のスピードを落として時間を調整する。帆の風を少し抜いてゆったりと海峡に近づく。
写真がない!!!
なんとまあ狭いところだった。少し天候も回復して舵は自分の番ではなかったのでゆったりと景色を楽しみながら通過。
視界が広がるとナナイモの町の明かりが見えて来た。大型船も見える。
「文明だ!!」
そう叫びたくなった。
つづく
カイ
僕たちは海への入り口を作りたい、海で冒険できる世界を作りたいと活動しています。
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