3年前の今日と変わらない

3年前の今日、2016年にカイさんが書いた文章を

帆船Amiの溜船長が今シェアしてくれて、それにメンバーのハシヤンがコメントしてくれて、

久しぶりにこの文章を読んだ。

 

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本音

聞いてほしい
「なんで帆船やってんの」ってひと。俺が帆船にこだわる理由を聞いてほしい。
おれは間違っているのかもしれない。日本で帆船がうまくいってる例なんかない。

おれは19歳の時、もう二度と乗らないと決めた船に乗った。理由は「帆船だったから」帆が真っ白に開いていて、こんな時代錯誤なこんな綺麗な船に乗れるなんておもいもしなかった。

帆船が倒産して、商船に乗った。全然違う世界。でも予想していた世界。単調で気むずかしくて、正確な世界。仕事がそこにあった。プロとしていきていくことが必要な世界に馴染めなく逃げ出した。
海外の帆船に逃げて消化不良だった帆船の世界にドップリつかってみた。
毎日ドキドキして、19歳の時に味わった世界がもっとリアルにそこにあった。まるで映画の主人公になったみたいな感覚があって、感覚がグニャっとねじれている気がしていた。
オーストラリアにいってマーティーという人にであった。帆船を心から愛していて帆船の事となると子供みたいにキラキラした目でたくさん素敵な言葉をくれた。けれど。マーティーのやっていることは俺の知っている「帆船の誇り」というものを捨てるようのことを平気でやっていた。マストを抜き、BBQセットをデッキに置いた。帆を外し、ロープを使えなくしてベンチを作った。帆船の大事な帆走ができない船を作っているように見えた。反発した。けれどわからなかった。どうして?これだけ帆船を大事にしている人がどうして帆船の大事な部分をどんどんなくしてしまっていくのか。

「この船は85歳あと100年この船を現役で保つために必要なことをしているんだよ」

彼は大きな笑顔でそう言った。彼は帆船のプロフェッショナルだった。

シドニー湾で新しい帆船事業を起こそうとしているマーティーは俺の知っている「帆船の誇り」なんてものはどうでもよかったんだ。そんなことは彼の心の真ん中にどしんと構えていて、彼が面倒みると決めた船をどうやって「生きている船」とするか「現役の船」としてどう使うか、しか頭になかった。

「帆船で稼ぐ」「帆船事業をする」という事がリアリティーを持って目の前にせまってきた。

俺もやろうとおもった。
日本で、帆船を動かすんだと思った。

帆船ってもういらないんだよ。こいつらはすごい力を持っているけど、もうこの世の中には役に立たないものとして扱われているんだよ。

だから帆船に役割を新しく与えて、新しい使いかたをしたい。
それがなんなのかいま必死で探してる。帆船は金がかかる。とんでもなく金がかかる。そいつをカバーできる事業形態ってなんだろうって考えてる。こんなにすごい、人の人生にこんなにも影響を与える事ができるくらいの体験ができる航海ができるアクティビティーってあるか?こんなにもロマンと冒険心を掻き立てられるルックスと殺文句をもってるコンテンツってあるかな?
帆船に比べればバンジージャンプで人生変わったって!楽勝!帆船の方がすげー経験できるよ!!!って言える。バンジーした事ないけど。
ごめん。

自分の力で風を捉えて海に乗り出す感覚、そこに居合わせる仲間たちとの交流、旅かもしれないし、アクティビティーかもしれない。教育か?って言われたら、違うよ!!!っていっちゃうけど、何か求めてる人にはぜったいに響く何かがあると思う。何かってなんだ?っていわれたら「スタンドバイミーがなんで名作か考えてくれよ。あれってなんか内容あるか?」って思う。
内容とか、分かりやすいこんな事があるって言えない冒険や経験がそこには必ずあるんだ。

無理やりことばにするなら、「人の根本にある好奇心、知識欲、冒険心、成長、人が他者に関わる全ての本能を揺さぶる瞬間がたくさん用意された世界が帆船の航海にはあります」ってことなんだ。

そんな根本が(違うかもしれないけど)共有できるやつらがいると思ってなかった。それが4人も集まった。俺はできると感じてる。でも俺たちが考えてる事はもっとドロドロした感情だ。理想を語って日本の帆船事業はことごとく失敗した。新しい動きもあるけれど、俺らはもっと日本に帆船が根付くにはどうしたらいいか考えてる。日本は海は神聖なもので遊び場じゃない、仕事したり、一部の人にしか遊ぶ事が許されていない特別なところって意識がある。どうすればこの事業が軌道に乗せる事ができるのか、んなのわからんから俺らがかえてくしかない。
メンバーは笑って「最初から無理ゲー」って言ってる。けれど俺らはやる。必要だと思うから。

俺に、俺たちに必要な事業だから。必要としてくれる人がいないなら、必要とされる世界を作っていく。

俺達は力もメンバーも金も知識も全然足りない。けれど本気だ。

俺たちは賛同者、メンバーを募集します。おれたちの活動に賛同してくれる人、メンバーとして一緒に活動してくれる人、メッセージを待っています。

言葉が汚くてごめんなさい。

 

__________

 

読んでみたら、スピリット・オブ・セイラーズが今考えていることと変わってなかった。

でも今はメンバーが8人になって、

本気の人ばかりに出会って、

帆船やセイリングを愛して必要としている人が増えている。

 

3年後はどんな気持ちで今日を迎えるんだろう。

今同じ景色を見ている人に、ありがとう!!!

 

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エリ

 

 

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