きたぜ!NAGASAKI!
2019長崎帆船祭り
きたぜ!NAGASAKI!
毎年、この帆船祭りに船で参加できることがとても嬉しい。
迫り来るような山に囲まれた港、大型の帆船が列をなして次々に入港する帆船パレードから幕をあけ、
夜には花火、昼には各船が競うように大きな帆を広げて見物客を迎え、普段は見ることができない船の内部を見学できたり、実際に帆を広げる体験ができる。
昔から世界に開かれ、たくさんの船と文化を受け入れてきた、まさに長崎を象徴するような一大イベントだ。
この帆船祭りに僕たちは帆船みらいへに乗って参加した。
今年は大型船が3隻も入港し、会場にも新たに公園でくつろげるテントスペースが設けられ、ゆっくりと帆船を眺めることもできるようになって会場の雰囲気もととてもよくなっている。
街には航海を終えた若い船乗りが歩き、僕の理想とする港町がそこに出現する。
たくさんの港町を帆船で旅してきた僕らは人と船と海の距離が近い港が好きだ。そこには海から運ばれた文化があり、人の交流が船や海を通して生まれる。海は隔てるものではなくて繋がるものであり、若者がまだ見ぬ世界へ飛び出すような雰囲気と気風を作ると思っている。
そんな帆船が一年で一番輝く時期に、嬉しい友人が日本に訪ねてきてくれた。
ニュージーランドの帆船、ソーレンラーセンで共に働いていたエリオット。
彼と働いていたのはもう11年前になる。お互いデッキハンズという一番下っ端の立場。お互いに帆船で事業をしようと夢を語り合ったり、酔っ払ったりしていた。
今、彼はシドニーで建造して100年の船の船長になっている。僕は帆船事業はスタートできたけど帆船の船長にはなっていない。正直羨ましいなと言いながら、なんだか11年前と変わらない姿勢でもう一度会えることが嬉しく感じた。
お互い、少し年をとったけど出会うと昔のまんま冗談を言い合える仲、そしてまっすぐ夢にむかって語り合える友人に出会えたのも帆船のおかげだと感謝したりする。
僕たちスピリット・オブ・セイラーズはエリオットが船長をしているオーストラリア・シドニー・ハーバー・トールシップと協力してオーストラリア・シドニーの帆船にクルーとして留学できる制度を今作っています。
英語ができない僕でも帆船という乗り物で旅をすることで海外でクルーとして働くことができ、一生心に残る絶景や、自分のことが好きになれる経験、本当に信頼できる友人や尊敬できる船乗りたちにたくさん出会えた。
僕たちが経験した帆船体験はもっとたくさんの人に経験してもらいたいと今年から、帆船の技術と海を渡る術を学ぶトールシップ(帆船)コースを開始します。
カナダに本部を置くセーリング技術の国際認定団体であるISPAの認定ライセンスを目指すコースです。
このサーフィティケートを取得できるとスピリット・オブ・セイラーズの活動はもちろん大型帆船みらいへでの活動も認められます。
今、作っているシドニー・ハーバー・トールシップの協力が得られれば海外での活動や帆船への留学も可能になります。
帆船乗りとして技術を認められて世界の海を旅できる日を一緒に目指していけるようにこのコースを今一生懸命作ってます!
僕たちは海への扉を開きます。今回は海を渡る技術を学ぶ扉を開くよ!
カイ
7/12 シーシャンティ航海、参加者募集中!⇩
船乗りの歌を帆船で楽しむ SeaShanty コンサート航海 | paymo (ペイモ)
帆船みらいへとヘリーハンセン 、スピリット・オブ・セイラーズコラボレーションの親子向け航海、5/11から横浜航海、参加者募集!⇩
※受付終了しました。
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みらいへ博多ー長崎 新人研修
みらいへ博多ー長崎 新人研修
今年もこの時期がやってきた。毎年、ドラマチックな航海が待っている帆船みらいへ、博多ー長崎4泊5日の新入社員研修航海。
自分たちの力で博多を出港しゴールの長崎を目指すという航海。
航海中、新入社員のみんなは船のこと、舵取り、航海計画、食事の用意、掃除まで全部やる。
仲間と協力し、長崎まで帆船を走らせていく中で、協力すること、リーダーシップ、自分のこと、人との関わりを実践的に学んでいくプログラム。
研修航海の中でも気をつけなくちゃいけないことは、新入社員の彼らは「帆船に乗りたくて乗っているわけではない」ということ。
インストラクターとして関わる僕たちスピリット・オブ・セイラーズのメンバーは彼らにとって良い研修になるように精一杯力を入れて参加する。
研修初日、彼らの頭の中は初日から不安と戸惑いでごちゃごちゃになっているはず・・
乗りたくて帆船に乗り込んだ人でもたくさんのロープと専門用語の嵐に圧倒されるのにさらに、
停泊でも揺れている船。
船の独特のルール。
節水。
禁酒・禁煙・禁携帯。
船上でプライベートな空間はベットのカーテンを閉めたときのスペースのみ。
専門用語のオンパレード。
全部名前と機能が違う100本以上のロープ。
縄ばしごで登るマストの上
初めてのことが多すぎて緊張の連続の初日が過ぎていった。
2日目からは自分たちで船の動かし方をどんどん覚えてもらっていく。
笑顔が絶えない良い雰囲気の中船は沖に出ていく。
船酔いしてる人も出てきた。
風で走るための帆走概論の講義。デッキでやるのがなんかオシャレ。
みんな真剣に聞く。
航海は24時間体制で行われるため、4泊5日でも、ものすごく長く感じる。
しかし彼らはすごい。船のことをどんどん吸収していく。
3日目、船はエンジンを使わず風のみで長崎を目指す。
風が弱く、行きたい宝庫に船が進まない。潮の流れに翻弄されて船は長崎とは逆に流されていく。
どうしようもない状況に船内の雰囲気もどんよりと暗くなっていく。聞こえてくる会話も後ろ向きな単語が耳につく。
夜、少し風が吹いてきて船がそろそろと進み始める。しかし長崎とは進む方向が違う。
方向を変えなくてはいけない。
理論ではわかっている方向転換、舵を切り船の針路を変えると、今度は帆の角度も変えなくてはならない。
大きな帆船の方向を変えることは実はとても大変で一筋縄ではいかないことが多い。
僕は立ち会いながら「できるのかなぁ・・」と半分は諦めていたように感じている。
ガタン。船の方向が変わった。長崎に針路が向く。
すごい。
乗って3日の若者たちが見事に船を動かして、目的地に向かっている。
自分たちがどれだけ難しいことをやってのけたのかわからずに長崎に船が向かっていくことを素直に喜んでいるみんなを見て心が熱くなる。
この夜、風が吹き、船は5ノットのスピードで長崎に快走した。
自分たちで船を目的地に向けることができた彼らに笑顔と自信が戻っていく。
彼らは課題の時間には約30分遅れて到着したが、長崎まで 船を帆走らせ、毎年行われる長崎帆船パレードに堂々と登檣礼という帆船での最高儀礼で入港できた。
入港しても彼らの研修は終わらない。ウォーキングセクションとして60キロを夜間歩き通すという過酷なセクションがまだ残っている。
彼らは60キロウォークに向けて準備を始める。
夜10時、彼らを送り出す。これで僕らセイリングセクションの研修は終了する。
ウォーキングセクションでどんなことがあるのか僕らセイリングセクションのインストラクターは知らない。
次の日の夕方彼らはボロボロになって帰ってくる。足を痛める人、腰を痛める人、互いに肩を借りて歩いてくる。
けれど彼らは笑顔で「ただいま!」といってくれる。
セイリングセクションが終わると、彼らの研修に僕らインストラクターはセイリングセクションで何か伝えられているのか、いつも自問する。答えはないのでわからないけれど、船に笑顔で「ただいま」と帰ってきてくれることはとても嬉しいこと。
最初、彼らに船での経験は不安と戸惑いを与えたはず、けれどそれを乗り越えて航海を成し遂げた後、60キロの距離を歩き切った彼らにとって、船は「ただいま」といえる安心できる場所にまでなった。たった数日で自分の経験と幅を大きく成長させた彼らはとても頼もしく見える。
彼らにはこれからたくさんの新しいこと、戸惑うこと、ワクワクすること、不安になることが訪れると思う。そんなとき、この船で起こったことを思い出して「これは、自分がいま新しい世界に飛び込んで、成長していることなんだ。」って思ってくれればいいなと思った。
カイ
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H/H HELLY HANSEN Family Voyage 博多が開催されました!
4/27、晴天の中ヘリーハンセンFamilyVoyageが開催されました!
僕たちスピリット・オブ・セイラーズはプログラムの運営を担い、インストラクターとして乗船しました。
この企画、僕たちが1年以上前から準備してきたもの。
帆船、海、冒険の魅力をもっと多くの人に伝えたいとヘリーハンセンさんと帆船みらいへに話を持ちかけ、ご協力をいただき、この親子向けイベントが実現できました!
とっても嬉しいです。
航海当日、博多は晴天。高気圧からの風がなかなかなおらず風が収まるのを待ってからの出港となりました。
出港を待ちながらも、たくさんのプログラムで一体感のある船内で、
参加してくれた皆さんは笑顔いっぱいで
普段はなかなかできないマストクライムやバウスプリット渡り、帆船ならではの遊びや船内の探検を楽しんでもらえました。
次は5/11に神戸港にて行います!!
お申し込みは明日の5/8 11:00まで!↓
FAMILY VOYAGE | HELLY HANSEN(ヘリーハンセン)公式サイト - GOLDWIN
※受付終了しました。
待ってます!!
カイ
7/12 シーシャンティ航海、参加者募集中!⇩
船乗りの歌を帆船で楽しむ SeaShanty コンサート航海 | paymo (ペイモ)
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「船乗りの歌を帆船で楽しむ Sea Shanty コンサート航海」開催決定!!
なぜスピリット・オブ・セイラーズは旅だ、セイリングだ、冒険だ、酒だ、歴史だ、環境だ、教育だとあちこちとイベントを組み、一貫性がないのだと言われることがある。
もっとわかりやすく、海の教育ならば教育、海の 新しい旅ならば旅を提案する会社、冒険やアウトドアならアウトドアの会社としてもっとわかりやすくすべきなんじゃないかと。
たしかに。僕もそう思う。1つに絞ろうと試してみたこともある。 しかし、どうしても僕の中でイメージしている世界、実現していこうとする世界は旅も、冒険も、アウトドアも、音楽も、酒も、歴史も、全て繋がっているので切り離せない。
それらを繋ぎ止めているものは帆船という乗り物だ。
風さえあればずっと走ることができ、海を渡るので世界中どこでもいける。
1人で動かすことができないから仲間との関係も大切で、海の上では電波も入らないし、歌を歌って音楽を奏でながら星を読む。
世界を渡ることができるスキルを持っているので各地の国の歴史文化にたくさん触れる機会があり、文化・歴史の違いを互いに理解したコミュニケーション能力も大切になる。
最近はみんな専門家になりたがり、専門家でなければ物事に対して発言してはならないような雰囲気を感じる。 それはきっとインターネットが普及して、情報は簡単に、大量に手に入るようになったけれど、いったいどの情報が本当に有益な情報なのかわかりにくくなってきてしまっているから、専門家という肩書きが発信側にも受信側にも必要になってきているということなんだと思うけれど。
専門家は必要だし、物事や好きなことを研究して追求していくことはとても素敵なことだと思う。けれど専門家ばかりでは世界はつまらない。
専門的に追求されたものの価値を理解し、繋げ、新たなものを生むきっかけを作る人間がこの世界を常にアップデートしてきたのだと思う。
なんだか世界を股にかけるビジネスマンの話をしている感じになってしまったけどそうではない。
インターネットや世界的な情報ツールがない時代すでにそのことを理解し、情報を武器に活躍していた奴らがいたのだ。彼らは陸上の窮屈なルールには縛られない。自分たちの命をかけ、地球規模の視野を持って自由に海を渡ってきた。
彼らを縛っていたのは唯一自然法則だけだ。
だから彼らは自然が起こす不思議な法則に精通していた。
星の運航を読み、潮の満ち引きを理解し、太陽高度を図り自分たちの位置を知った。
自然が起こす風でどこまでも自由に航行し新しい大陸を次々と発見し、地球という星を理解して解明しようとしていた彼ら。
彼らはどんな専門家でもなかったが専門的な知識に対する価値をよく理解していた。それらを総合し、応用して利用するスキルが備わっていたんだ。
だから僕らが帆船、船乗り、セイリングを語るとき、そこには自然への理解と歴史、文化への興味、人との関わりの大切さを表現したいとおもっている。
自由に海を渡っていた船乗りたちが歌っていた歌シャンティ。ロープを引き、力を合わせる時に歌われた労働歌。
その力強い歌声に出会った僕は一発で心を撃ち抜かれた。歌詞の内容は酒と女と故郷と港。単純でわかりやすい。
歌を教えてもらいたいけど英語も歌も全然できなかった僕は、仕事が終わってデッキで飲んでるクルーに混じっては歌える人を見つけて歌ってもらっていた。
今回、帆船日本丸を愛する男声合唱団と帆船みらいへ の協力でシャンティを体験できる航海が実現できることになった。 本当に嬉しい。沢山の人に来てもらいたい。ただ聞いてもらうだけじゃもったいない。
できれば自分が体験したように、自分も歌いながらロープを引き、セイルを広げ、デッキで船乗りのお酒を楽しめるようにしたい。
船乗りが飲んでいたお酒だとウィスキーやラムが思い浮かぶけどそれだけではない。イギリスの帆船に乗っていた頃、スペインで飲んだシェリー酒も忘れられない味で今でもよく飲んでいる。
沢山の面白い海のエピソードとお酒を楽しんでもらいたいとスピリット・オブ・セイラーズの酒保をしてくれている、シェリーミュージアムの館長、中瀬航也さんにお願いしたら快くお返事くださり、みらいへのデッキに特別バーカウンターがオープンすることになった。
今回は、参加した皆さんと音楽とお酒をキッカケに海の扉を開いていきます。
僕らが伝えたいことは
「海は世界と繋がっていて、けして隔てるものではない、そして世界はどこまでも広く、人はとても小さい存在。けれど人は協力し、考え、知恵を使って地球上のどこまでも自由に航海できる存在なんだ。」ってこと。
よく世界は狭くなったていうけど、それは時間的に近くなっているだけで見たことないこと、経験したことないステキなことは、この世界には溢れている。 僕たちと一緒に海への扉を開きに来ませんか。もう一度言っときます。今回は音楽とお酒!
詳細はこちら⇩
船乗りの歌を帆船で楽しむ SeaShanty コンサート航海 - パスマーケット
カイ
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Project Wild!!
あれは懐かしい、5年ほど前のこと...
帆船みらいへのスタッフとして働いていた時に、ボースン(船のマストやセイルに関わる管理をする役職)だった迫田さんから、
クルー全員でProject Wild(環境教育指導者資格認定講習会)の講習を受けました。
一風変わったこの環境教育の講習は、
最初に参加者同士が打ち解けるゲーム(でも環境教育に関係ある)から始まり、
村を作るために喧々諤々と話し合ったり、
自然界での個体数変化を身を以て体感するゲームがあったり、
環境についての勉強というよりは
コミュニケーションや思考を通して自然について考え、地球の環境に触れていく実践的な内容。
船のプログラム構成にも活かせる講習なので、
それを今年また迫田さんが開催するということで、今回はアシスタントとして海の真ん前、三浦海の学校で参加しました。
⇩
Project Wildは知識を入れる形ではなく、実践することで考え、学びが深まる。
こういった講習を受けていたりする活動は、帆船とは離れた動きのようかもしれないけれど、
全てが繋がっていて、実は船のプログラムに混ざっていることもあって、
今月開催の4月27日(土)HELLY HANSEN FAMILY VOYAGE 博多にも活かされています。
あっ告知になってしまった!
親子向け、帆船みらいへの航海参加者募集中です!⇩
いろんな方が申し込んでくださったり、広めたりお勧めしていただいていて
本当にありがとうございます!!
海で会いましょう!!
エリ
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カナダ・バンクーバーガルフ諸島ヨットの旅 on YouTube!
カナダ・バンクーバーガルフ諸島ヨットの旅が動画になりました!
身体の片側に雪が積もっているのがわかると思います(笑)
観てね!!
チャンネル登録してもらえたらそれを励みに(スローですが)アップします!
そしてISPAのカナダコースはお勧めです!
エリ
僕たちは海への入り口を作りたい、海で冒険できる世界を作りたいと活動しています。
ISPAのヨットでガルフ諸島セーリングに興味のある方、参加してみたいという方は是非ご連絡ください。
・お申し込みの流れ
・必要な持ち物のご案内
・現地インストラクターとのコンタクト
・現地の情報やご相談など
国内、海外の海でセーリングしている僕たち帆船乗りがお手伝いいたします。お気軽にご相談、ご連絡ください。
《お問い合わせ先》
現在募集中!
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5/11HELLY HANSEN Family Voyage神戸 お申し込み再開しました
お申込み予約システムに不具合が発生していた5/11HELLY HANSEN Family Voyage神戸ですが、システム復旧し本日よりお申し込み再開いたしました。
お待たせしていた皆様、ご連絡くださった皆様、すみませんでした。
また、ありがとうございます。
HELLY HANSEN FAMILY VOYAGEのページからアクセスできるようになっています。
博多港の開催はついに1ヶ月後に迫ってきました。
皆様と当日お会いできることを楽しみにしています。
スピリット・オブ・セイラーズ
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