帆船で帆船をみにいく
シドニーに! エスメラルダが! きたー!!!
ということで、シドニー1の大型帆船、ジェイムズクレイグに乗って歓迎クルーズをしてきました!
エスメラルダはチリの海軍所有の帆船
世界中をまわっているので、日本でもみる機会があります
そしてジェイムズクレイグは元は荷物を運ぶのに使われていた船で、国立海洋博物館に停まっている全長100m近い大型帆船です
エスメラルダがシドニーに来る前から、ジェイムズクレイグがエスメラルダと併走する歓迎クルーズをすることは知っていましたが、その日はSoren Larsenの整備の予定
「見に行けないな..」
...と思っていましたが、前日の夜に突如船のリーダーに「見に行っていいよ!」と言われ、いそいで夜中の12時過ぎにクルーズの予約を取りました!やったー!
朝の4時に起きて島を出発し、ジェイムズクレイグの泊まっているハーバーに向かいます
なんて大きいんだ!
中は荷物を乗せるために大きな空間になっています
机の作りがすてき
モーニングティーにマフィンもすてき
外洋からシドニー湾に入ってくるエスメラルダを迎えに出航すると、平日なのに何隻ものヨットやクルージングボートが同じ方向に向かっていっています
そしてエスメラルダがやってきました...!
この日は風は弱いながらも向かい風
エスメラルダを迎えに来た船は横帆を畳んでいます
そんな中、シドニー湾に入ったエスメラルダは敬意を表して(たぶん)全ての帆を広げていました
かっこいい!
セイルをひらいた瞬間には、思わず感動しました(笑)
そして港が近づいてくると、全ての縦帆が同じ速度で閉じられていました
さすが海軍、訓練されてます
そしてこのクルーズの途中で、 「帆船で帆船をみにいくってなんて贅沢で面白いんだろう」
「日本でもこんなおもしろいことをしたいな..!!」
とおもいました
折角オーストラリアにきたのだから、スピリットオブセイラーズに合う素敵な帆船をさがしてみよう!
エリ
船上のプロポーズ
セイルを広げたらそこにはプロポーズの言葉が…!!
そんな映画のような船上のプロポーズが、私が今働いているシドニーの帆船でありました!!
一番下のセイル(バナー)に描いてある文字が見えるでしょうか?
先日のデイセイルにのったお客さんはデイセイル中に彼女にプロポーズをする計画で、事前にバナーを用意して、クルーもバナーを広げるタイミングを打ち合わせをしていました
「彼が跪いたら2人がバナーを広げて、4人がロープを引っ張ろう」
「きっと彼女はyesというはず…!」
「……言わなかったらバナーはすぐしまおう」
と彼同様にそわそわしながら、迎えた当日
彼が彼女を前のデッキに連れて行き、跪いてプロポーズをした瞬間にバナーを広げ…
彼女の答えはyes!
全クルーがホッとしました(笑)
お客さんの1人のご婦人が、彼が彼女にプレゼントした指輪を見せてもらい
「あなた、この指輪をみて!」
と旦那様を呼ぶコントの様な会話もあったり、プロポーズの後は船にいるお客さんもクルーも、みんながニコニコしてゆっくりクルーズを楽しんでいました
そしてこのときのバナーを、他のクルーも自分の彼女へのプロポーズに使えないかという話もでましたが、名前が入っているのでダメだ!ということになりました(笑)
そういえば他の日に、船で空を見上げると、そこにはプロポーズの言葉が…!
今プロポーズしたい人と一緒にいたら、メッセージを拝借して
「あなたへのメッセージだよ!」
と言えるのに!とちょっとくやしくおもいました(笑)
それにしてもオーストラリアの方は大胆でかっこいいプロポーズをするものだ、と思うこの頃です
エリ
言葉がいらない世界にきた
一番大きい帆桁に登ると背が足りないエリです
シドニーにきて1か月程たち、英語をおそれなくなってきた代わりに、日本語も英語もあやしいという状況になってきました(笑)
丁度1か月目に新人部屋、フォークスルから2人部屋に移動!アンカーチェーンの香りのしない部屋を新鮮にかんじています!
仕事もキッチン、見張りからバーまでやるようになってきました
バーをしながら頭上をマストクライムしていくお客さんの様子を観察
毎日新しい発見があって1か月が2年のよう!
3日前に100人のお客さんを乗せたクルーズののち夜の1時30にマストに登って帆を畳み、次の日朝からクルーズをしたので、オフの今日は体調を整えるべくデッキでゴロゴロしています
シドニーの帆船に乗ってからずっとかんじているのは、' 帆船では言葉より行動がものをいう ' ということです
誰も見ていないところでクルーズの後片付けをしてくれているクルーがいたり、洗いものをしないクルーがいたり(笑)
五カ国出身のクルーがみんな一緒に船で生活をして英語でなんとかコミュニケーションをとっているので余計、その人が何をいっているかより、何をしているかのほうが雄弁です
そして言葉がいらない、と大げさに題しましたが、逆に帆船にのったほうが英語が上達するね、と私より先にSoren Larsenで働いていた日本人の女の子と話したことがあります
言語を習う為の学校に行くより、一緒にロープを引く為に「ここを引っ張って!」と伝えるほうが話す必然性が高いからです(笑)
言葉はいります(笑)
でもいらない世界だなともかんじています
金曜日の5時過ぎから日曜日には海に沢山のヨットがでてきて、50艇以上の船がSoren Larsen のまわりで私たちをよけるためにパタパタと方向転換をしていきました
雨が降っても、風がふいても景色がきれいです
先日あったウェディングクルーズでは雨上がりに二重の虹がでました
エリ
【読書の秋】海風文庫【最近外に出ない】
みなさんこんばんは〜海風文庫です。
秋の夜長、焦りはあるけどやる気がない!!台風だから外にも出ない!!
ついたあだ名が人間炊飯器!カイです
今日ご紹介の海風文庫は
「帆船6000年のあゆみ」
これは物語っていうかお勉強用ですね。内容は濃いのでマニアな方にはオススメ。帆船の艤装の発展について詳しくかいてあるので理解には結構な知識が必要ですが説明は丁寧なので、資料作りにはとても役立ちます。
2冊目
「フェニキア人」
まだ読み始めたばかりなんですけどねー、コレはもう、あれです。
謎!!
フェニキア人!謎多すぎ!!
今作ってる資料は3種類
・子ども向けの横浜航海
・訓練航海用資料
・帆船の基礎知識 座学用
それぞれに使用するプログラム←まだ手をつけてない
うわぁあああああ:(;゙゚'ω゚'):
【読書の秋】海風文庫【カイ肥ゆる】
秋ですねー・・・・・
さんまがうまい!
あとですね、秋になりますと、生筋子がスーパーなんかでも見かけるようになりますね。あれをうちのばあちゃんはこの生筋子をほぐしましてね、いくらにでもするのかな?って見てると、これを濃いめの出汁でさっと煮るんです、ε-(´∀`; )そうすると赤い色した卵がうすーくピンク色になっていってこれがまた本当に美味し・・・・
ウォッホン!
失礼しました。
海風文庫です。こんにちは。
今日はどーんと3冊ご紹介、みなさん大好き「海賊」特集です
1冊目
「海賊モア船長の憂鬱」
こちら非常に軽い仕上がりの冒険物がたりとなっていますので、本当に読みやすいです。帆船マニアの方には船の描写がちょっと物足りないかも。帆船物って海外の翻訳が多い中、嬉しい本の一冊ですね。
2冊目
これまた変わりダネ
「女 海賊大全」
イラスト多め、説明物語調、結構なボリュームの本なのですが、海賊物語を読んでいるようですぐに読めます。人物ごとに書いてあるので読みやすいし、飛ばし読みができるのが電車の中でも大活躍。
3冊目
「熊野海賊」
児童文学なので、中身はフィクションです。カイの父のルーツが紀伊半島なのでどうも「熊野」とか「九鬼」とか「役行者」とか「雑賀」とか「徐福」とか「海人族」とか「伊勢」とか弱いんです 笑
すぐ惹かれちゃうんですね。頭ん中は紀伊半島メルヘンランドが大暴走している時もあります。この物語はそんなことないですので、普通に読めます。児童文学ですので大人の方なら一瞬で読めるボリュームですのでぜひ!!
さーて次回の海風文庫は!
「エリの帆船の歩き方」
「カイ、作家を目指す」
「咸臨丸ダイエット」
「カイ、さんまにくびったけ」
「ぶんごー船舶免許奮闘記」
「和船を愛でる」
「世界の90%は帆船で決まる」
の15本立てでお送りします!!! 嘘です!!!
それではみなさんまた次回!!
ジャン・ケン・ポン!
チョキ
【読書の秋】海風文庫【海に行け】
おいカイ。ニュージーランドの帆船日記はどうした?
・・・・はわわわわわわ((((;゚Д゚)))))))
・・・(OAO)ワスレテタ
m(_ _)mすいません
けどーけどーーー((((;゚Д゚)))))))!エリちゃんがオーストラリア行ってるから海外ネタでかぶっちゃうとよくないしーーーー!!!
・・・はい。すいませんでした
また時期を見て再開します。本当にすいませんm(_ _)m
今日は海風文庫のご紹介。
ニワトリ号一番乗りです。
ティークリッパー最盛期、蒸気船の台頭で帆船が消えゆく最後の光を放ちながら、帆船乗りたちが大洋を舞台に繰り広げていた過酷な帆船レースが題材の海洋冒険物語です。
この時代、自由に世界中を航行できるようになりましたが、まだまだ航海は危険が多く、主人公がつぎつぎに起こる困難に立ち向かいながら帆船レースの勝利を目指す姿、帆船乗りたちの境遇や生活が良く描かれていてシーマンシップとは何かを教えてくれる、大好きな物語です。
児童文学なので内容も分かりやすくて、とても読みやすいですよ!
シドニーへのお誘い!!
刺激的で失礼!(笑)
シドニーに来て約10日、今私はSOREN LARSENという船のフォークスルに住んでいます(フォークスルは船の先端の方の空間、床下がアンカー用のチェーンをしまう所になっています 笑)
いつも夜寝る前に紙に日記をつけていますが、書きながら寝そうな毎日
今日は久々にオフになったので女の子のクルーでデッキハウス(デッキの上の部屋)の上で日光浴!
そしてブログを書いています
この10日間で沢山のことがおこりました
初めて水のポンプのサビを機械で落とすことから、キッチン(ギャレーって呼びます)のオーブンで焼いたほうれん草とチーズのパイをお客さんに配ったり、船の先端で1日中の見張り、クルーズでお客さんと横帆を広げたり、操練(非常時を想定した訓練)で海に飛び込んだり、お客さんのマスト登りを手伝ったり、風の中揺れている帆を張る横棒(ヤードってよびます)で帆をたたんだり
私はほとんど英語が話せないですが、活き活きしている船で忙しく楽しんでいます
動いているときはほとんど写真を撮る時間がありません
大変なのは雨の中の見張りで、今一番欲しいものは雨でもマストに登れるデュバリのブーツです 笑
今日は、2つのシドニーへのお誘いをしようとおもいブログをかいています
今乗っている船「SOREN LARSEN」は今の時期、金曜日から月曜日までデイセイルをしています
これが、クルーとして乗っていても面白い!
なので、1つめはデイセイルに遊びに来ませんか?のお誘いです(マージンをもらって書いてるわけではないです 笑)
色んな種類があるのですが、美味しいご飯が出て、マスト登りもして、ホストからシドニー湾の案内も聞けるのは(注;英語です)ランチクルーズとディナークルーズです
他に、パイレーツクルーズは海賊とクルーズができてとても面白い!その代わり海賊との航海が忙しくてシドニー湾の案内はありません(笑)
ネットで予約すると運航日がわかるのと、お得になります
http://www.sydneytallships.com.au/
いくつか他にもページがあるので見てみてください
私はオフかもう一つの船に乗っていなければ、SOREN LARSENにいます!
もう一つは、3ヶ月時間が取れれば、帆船のクルーとして乗りに来ませんか?のお誘いです
会社に何か言われたわけではなく、勝手にお誘いしてるので何も保証はありません…(笑)
バックパッカーの人が何人もクルーとして働いていて人手も必要なこの船で、超!忙しい環境ですが、帆船の経験をしたい人にはぴったりだとおもいます
こんなに元気に動いている帆船の経験をしている人が、日本に何人もいたら面白いなと思ってます
クルーを募集しているページを見つけたので、タイミングと勢いのある方はぜひのりこんでみてください
http://www.backpackerjobboard.com.au/job/28302/tall-ship-adventure-at-sydney-harbour-tall-ships/
土曜日の今日は、船を泊めている島の周りを数えきれない程の大小のヨットがセイリングをしていって、それをバーベキューをしながら「あの船はかっこいい」とか「この船はタックがいまいち」とか話しながら見ていました
毎日船から見る夕陽がきれいです
面白い話は聞くよりみたほうがもっと面白いとおもって!
明日は朝からチャーターのクルーズです!
エリ