帆船みらいへ✖️スピリット・オブ・セイラーズ帆船研修 Vol.1 2日目!!
帆船みらいへ × スピリット・オブ・セイラーズインストラクター帆船研修!!!
「船を知る・船で生活する・安全にセイルを取り扱う」という目的、テーマのVol.1の前半2日目!
2日目 0600起床 船内の掃除 朝食作りから始まる。
船内生活にはだいぶ慣れているものの、詰め込まれた研修内容に目も回るように時間が過ぎていく。
朝食のあとはロープワークの効果測定だ。
問題なく全員が効果測定をパスし、安全ベルト、セイフティーハーネス(ハーネス)をつけてセイルをセットしにかかる。セイルに風が入らないように固縛したガスケットロープをほどき、準備をしていく、この時も注意すべきこと、ゲストへの配慮などインストラクターとして身につけるべきことを伝えていく。
セットインナージブ!昨夜の予習も生きて、号令へ理解もなかなかです。
人数が少ない中でのセットセイルは厳しい。みらいへのセイルはキャンバス地、いわゆる本当の帆布だ。ジーンズの生地でできている大きなセイルをインストラクターを入れてもたった6人で上げていく。これはきつい。うまく力を合わさないとセイルは上がらない。
午前中に船で一番大きなセイル、メインセイルも開いていく。
はっきりって体力勝負だが、大きなセイルはその分力も強く、危険でもある。大きな声での号令が飛び交う。
セイルをあげきったあとはインストラクターも研修生も一体感が出始めていた。
簡単に作れる昼食(サンドイッチのために趣味のパンを焼いておいた)を食べ、午後はマストクライム!
研修中、食事の時は笑い声が絶えない。19歳の時初めて乗った帆船を思い出しなんだかとても懐かしくなっていた。昨日まで他人だったみんなが海に出て帆船で過ごすうちにどんどんと仲間になっていく姿を見ているととても嬉しくて、帆船の持っている人と人、人と自分の関係を促進させる力を改めて感じる。
午後、今回は船で一番高いセイルの場所。トギャランヤードまで登っていく。これははっきり言ってかなり高い。インストラクターでも足がすくむ。
そこにゲストと一緒に登り、自分とゲストの安全を確保できるのがインストラクターです!
マストクライム中、天候は雨、条件は良くない。トギャランの前に一段下のトップスルヤードで練習をする。トギャランまではあと5メートル。2名がトギャランまで行かないと判断した。
“冒険” “チャレンジ” “海・帆船での航海” そんなキーワードが並ぶ帆船での冒険体験は確かに刺激的で、陸上では 経験できないようなことがたくさん待っている。
しかし「危険だから刺激的、かっこいい!」「危険にチャレンジしてこそ冒険!」というの大きな間違いだと思う。
危険なものは危険だ。
「やめる」という選択ができることは勇気のいることだ。それは「チャレンジをしない」ということとは違う意味を持っている。
ここで二人が「トギャランまで行かない」と自分で判断し、一緒に登っている全員の前でそれが言えた事に自分たちの今やっている研修の目的が間違いなく伝わっている事にとても嬉しく感じた。
登った2名は「こえー!」と叫びながらもしっかりと余裕のポーズ。
マストクライムでの練習を全て終え、午前中につかったセイルをガスケット(マストに固定する作業)して天候がかなり悪化していたので室内でのプログラムと効果測定を行う事にした。
室内でのプログラムは船内の安全設備に関して。
船を守るために一体どんな装置が装備されているのか、もしもの時はどんな他所をすべきなのかを学び。消火器の位置を探し自分の記録用紙に記録、もしものときの設備についてみらいへ機関長からも講義を受けることができました。
効果測定は筆記15分 実技15分 の2科目。
筆記は10問の問題と実技はセイルセットするまでの号令と手順、ロープの扱い方、安全への配慮をみる。
見事全員パスしてVol.1が終了となった。効果測定後は船内の片付け、Vol.1のみ参加のメンバーは荷物のパッキングと慌ただしく船内が賑やかになる。
何と言ってもこれから研修とは別に予定していた焼肉パーティーの準備をしなければならない!
肉をたくさん食べ、ビールを飲んで、お世話になったの元船長たちも帆船仲間も集まってくれて盛大な焼肉になった。
Vol.1のメンバーはここで解散。明日からはVol.2の研修が始まる。
おまけ
研修風景2
続く
カイ
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帆船みらいへ✖️スピリット・オブ・セイラーズ帆船研修 Vol.1 初日!!
帆船みらいへ × スピリット・オブ・セイラーズインストラクター帆船研修!!!
今回、神戸港に停泊中の帆船みらいへをお借りして行われたスピリット・オブ・セイラーズのインストラクター帆船研修。
スピリット・オブ・セイラーズではメンバーそれぞれ個人で活動のレベル(どれだけ僕たちと一緒に活動していくか)を自由に決めてもらえるようにしている。
「海の話が聞きたい」だけでもいいし「一緒に航海したい」でもいい。
僕たちと一緒に「帆船の航海をインストラクターとして提供したい」と思ったらこんな帆船研修もある。というお話。
帆船研修は前半2日間、後半2日間の二部構成。
「船を知る・船で生活する・安全にセイルを取り扱う」という目的、テーマのVol.1の前半2日間と
「船の生活を人に教えられる・安全にセイルを扱える・船の仕組みを知る」というテーマのVol.2の後半2日間。
合計4日間の研修。
研修では
・船内生活でのルール
・船の設備に関する理解
・セイルを扱う技術
・安全に関する知識
・船内での食事の提供
・冒険プログラムに関する知識
・船舶の法律、慣習
など
多くの項目を4日間という短い期間で研修しなくてはならない。
今回参加したメンバーは3人、帆船みらいへ からも乗組員志望の方が1人。合計4名。
研修初日の朝、関西では大きな地震があり、交通機関が麻痺した影響で、スタートは研修生2名のスタートとなった。
参加メンバーはそれぞれ得意分野があり、海での経験もあるメンバーだけどおおきな帆船はやはり モノが違う。戸惑いながらもワクワクしている感覚が伝わってくる感じでスタートした。
まずは研修の趣旨、船内での安全についての事項・冒険教育プログラムについてを座学で伝えていく。
船内を案内し、どこに何があるのかを把握してもらう。
自分のキャビン(居室)を整え、共同生活の上で守るべき事についても学んでいく。
船内のことがわかったら今度は船の動かし方だ。
安全ベルトについての説明、マストに登る練習、セイルの取り扱いなどを体全体で感じて学んでもらう。
研修中は夕食も決められたメニューを時間内に自分たちで協力して作り上げるという事になっている。船内生活で食事はとても大切だ。時間どうりにご飯が食べれて、活動に使うパワーを支えているギャレー(厨房)の仕事もきちんと理解してもらう。食事が遅れたらその分、睡眠時間も減るという事に気付いてからのみんなの本気度が高まったのは船内での生活が自分事にできた瞬間だったんだと思う。
食事の後はすぐに眠りたいところだけど、ロープワーク練習と船の模型を使ってのセイルの取り扱いと号令いついての予習。夜中(22時)までホーラーウェイ!2-6ヒーブ!!の声が食堂に響く。
いよいよあしたからは実際にセイルを広げての研修となる。
おまけ
研修風景
続く
カイ
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インストラクター研修!
どうも!
スピリットオブセイラーズです。
神戸港に今、日本有数の帆船が停泊しているのをご存知ですか?
帆船みらいへです!
明日から帆船みらいへにてインストラクター研修です!
今日は前日入りして買い出しや用意です。
温帯低気圧が気になりますが、いい研修になりますように!
エリ
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船の整備は鏡
どうも!
スピリットオブセイラーズです。
駿河湾が色んな表情を持っていることをご存知ですか?
ここは沼津、海のステージ。
ラブライブ!というアニメの聖地の一つ!
らしいです。
アニメ、見たことないのですが、美しい景色の中帆船Amiの船長とミーティングしてきました。
おすすめの場所です。
2016年のお宝ランチ航海に乗られた方には懐かしい、近くの貝殻亭にも!
...ごはんがメインではなく、船の整備をしてきました!
船を整備すると心がなごみますね。
今年ロシアでの帆船レースに参加する、沼津の帆船アミの整備です。
新しくピカピカのラットボード(はしご)を結びつけていると、心が無になります。
好きです、整備。
新しいコンパスがついています!
船を維持するのは手間もお金がかかりますが、
船を美しくすると、比例して安全も増します。
船の整備状況はシンプルに持ち主の思考、状況の鏡でもあるようです。
帆船アミはロシアに行く前に新潟で
「海ふぇすたにいがた」
に参加します。
↓
http://www.niigata-nippo.co.jp/biyori/odekake/084428.html
新潟での7月26日〜29日の体験航海は、スピリットオブセイラーズもインストラクターとして乗っています!
帆船みらいへも、巡視船や実習船も集まります。
7月、新潟に遊びに来た方は海の上で会いましょう!
帆船アミ↓
エリ
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観光丸!!
ここ数ヶ月、ずっとはまってきた龍馬伝を遂に見終えてしまいました...
龍馬に夢中というよりは、
途中からギャグ要素の強くなった岩崎弥太郎が好きすぎて、
弥太郎ロスです...
(ちなみに龍馬伝は NHKオンデマンドで見れますよ... )
ロスなので、龍馬伝には関係ありませんが、上野にある旧岩崎邸を見に行きました。
庭が綺麗で、豪奢な建物です。
散歩におすすめ。
さて、弥太郎はいいとして、龍馬伝に出てくる黒船・外輪船のほとんどは、
今長崎を拠点としている観光丸で撮影されています。
新・観光丸クルーズ | 海から巡るながさきへリテージクルーズ
正直に言うと、
去年まで私は長崎帆船祭りでも観光丸が帆を開いたのを見たことがなく、
「帆船というよりは動力の遊覧船」
というイメージを持っていました。
でも!龍馬伝では観光丸は帆を広げてはしっている!!
帆が広げられる観光丸の中を見たくて、長崎帆船祭りで仕事終わりに、何とか最終便に乗りました。
セイルはウィンチで揚げられるようになってます。
シュラウドの中は鉄製で整備の手間が少なくて済むようになっています。
この日、なんとオランダからこの観光丸を運んで来られたという乗組員の方が乗船されていて、色々お話をお聞きしました。
航海中の苦労話、
観光丸が、子供たちにマストクライムやバウスプリット渡りをしていた話、
整備の話
そのお話をきいて、セイルもリグも本物の船を見上げて、
「これはすごい船だ..」
と驚きました。
本気を出せば、セイリングができる
マストにも登れる
バウスプリットにも行ける
外輪も実用している
歴史の撮影にも使える
船内の空間は広く雰囲気もあり、椅子も取り外せる
日本の長崎にも、本物の帆船がいた!!
しかも外輪が実用できる船なんて、世界に何隻あるだろう?
歴史的背景を持ったすごく貴重で、ものすごい可能性と力を持っている船。
色んなことができるし、朝から晩まで忙しく運営できる。
エンターテイメントと繋がることもできる。
彼女の本気が見たい。
今はリグの整備まで中々手が回らないそうですが、この船が美しく日本ではしっていてほしい。
セイルを広げたりマストに登れるように、リグのメンテナンスがされていたらいいと思うし、もし機会があればしたいと思うくらいです。
もし観光丸にお知り合いのいる方は、ぜひ教えてください!
エリ
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講習の価値
先日、スピリットオブセイラーズのメンバーで、
体験活動セイフティリーダーの講習をプラムネット(株)にて受けてきました。
講師はウィルさん。
お部屋の中にテントがあって楽しい。
体験活動の定義は、
五感を使った直接体験
狙いがある
構成されている
指導者がいる
の4つで、スピリットオブセイラーズの海洋冒険はまさにこれです。
この講習が、まさに先日の高校生の修学旅行航海でも発揮されました。
私たちは、メンバーになる人には必ずこの講習を受けてもらっています。
なぜかというと、安全管理の知識を手に入れる、以上に、
自分たちに合った安全管理を考えられるようになるから。
そして、それをメンバーで共有できるからです。
ユカさんとリョウムくんと私は受けるのが2回目で、カイさんは3回目でしたが、
やっぱり今回も発見が沢山ありました。
今のところスピリットオブセイラーズの各イベントは、
彗星のように、逃してはならない次の開催がわからないものになっていますが、
またこの講習は開催したいと思います!
エリ
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体験学習、冒険教育
毎年楽しみにしている航海が今年もやってきました!
高校生の修学旅行航海。
三日間で、船の操船を知り、
最終日は自分たちで松崎から沼津まで船を操ってきます。
事前学習で高校にお邪魔した最初は、
楽しみと、ちょっとした不安がまざっているけれど、
2日目には航海士役の人が場所と時間から、どんどん航海計画を立て、
3日目には船を自分のものにしている。
特に3日目に帆船アミ号とヨットアミ号でポイントを決めてのランデブーは、
秒読みをしてセイルを広げた瞬間に感動しました。
毎年、みんながそれぞれもっている興味にしたがって動いていく姿に感動します。
好奇心がコンパスだなと思います。
旗を描くのに徹している彼女もいれば、
釣れたサバをお刺身にしている彼、
船を買いたいから、親に家を売って船を買ってもらう計画を話している彼、
船の先端で波を越えるのを喜んでいる彼女、
ずっと寝てたけど舵を持つと最速の艇速を叩き出す彼
いつも、この航海に参加させてもらって嬉しい。
今年、プログラムとインストラクションをスピリットオブセイラーズが正式に受け持ちました。
スピリットオブセイラーズのプログラムはちょっと変わっています。
課題を達成することがゴールじゃない。
だから無理にやらせようとはしない。
でもそこにはワクワクする冒険(プログラム)がある。
そこに飛び込むことができる。
飛び込まなくても、同じ船の上で時間を共有している。
失敗しても成功しても全部自分の経験になる。
自分のものになった経験と五感は、どんな場面でも自分を助けてくれるし、
自分が求めているものを教えてくれる。
そしてその為にインストラクターは、
安全を守ること・船やロープの取り扱い方
最初に十分な初期設定(この場がどういう場所か)の説明
信じて任せること
を基本にしています。
最初にこの場がどういう場所かわかれば動きやすくなる。
安全の為に注意しなければいけない場面があっても、初期設定に従っていれば納得できる。
体験を自分のものにしてもらう為にプログラムの中で相手に裁量権を渡しています。
かといってやらせる側ではなく、一緒に船にのっている一員として自分の気持ちを話したりもします。
自分がワクワクして面白いと思っている同じクルーだからこそ、相手にも言葉が届く。
でも、航海を経験する中心は相手で、のめり込んで一緒に課題に夢中になりすぎすのではなく、かといって一歩引いているわけでもない状態になる。
このバランスをよく考えます。
そして、そんな立ち位置のインストラクターだから、
自分も毎回船で経験して気づくことがあります。
だから、「教える側」や「先生」というのとは違うなと前から思っています。
スピリットオブセイラーズのプログラムは明らかに冒険教育であり、体験学習なのですが、
船の上での沢山の経験の中に、自然に教育的要素が入ってくる。
だから、あえて言わない、言わない方が教育を前面に押し出すより本当に思うところの教育効果があると思っています。
きっと「教育」と言った瞬間に、そのイメージから相手が "教えてもらう" 受け身になるからでしょう。
アミクルーのジャックさんが撮って下さった写真。
リョウムくんと川釣りが趣味の高校生が、頑張ってサバをお刺身にしてくれました。
リョウムくんは、女の子たちと恋バナをして打ち解け、
私はみんながセイルをセットする時に唯一酔って吐きにいって和ませて? ました。
それぞれの動きをしながらインストラクションを出来るのは、メンバーが同じ安全講習を共有できていることも関係あります。
アミクルーのミレイさんが撮って下さった写真。
沼津港に到着!
最終日はいい風がふいて、6ノットオーバーではしりながら富士山を目の前にみんな重い舵をもつのに興奮していました。
高校生、ありがとう!
いつでも沼津にアミ号に乗りに来てね!
エリ
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