会議室を抜け出して、船で話をしよう
学生のときに、毎週末2人乗りのヨットに乗りに江ノ島に行っていた時の疑問。
陸に戻ってくると、海に出ていた時間が遠く非日常の不思議できれいな出来事のように思い出されるのは何故だろう?
それを日常にしようと試みている今でも、ふと不思議に思うことの1つです。
スピリット・オブ・セイラーズのメンバー、森さんのヨットに乗りに清水に行ってきました!
森さんのヨット に乗るのは初めて。
清水のハーバーにはここだけ海外?と思うくらい大きなヨットがたくさんとまっています。
秋のような涼しい風と太陽が相まって丁度いい気候です。
この日は駿河湾の御瀬崎を目指しました。
ヨット ってセイルを上げるのも簡単...!
駿河湾はすいていて、定置網もなくて、セイリングにぴったり。
何かを一緒にやる人とは海で会いたいです。
ただセイリングをしたり、一緒にお昼を作って食べたり、ちょっと船酔いしたり、その思い出が自分と相手を結ぶように思います。
私からすると、カフェや居酒屋で格好つけて会っていても、海で会うと素がでて呆れかえられる危険性があるのですが、
もうしょうがないというか、
その方が話が早いように感じます。
それくらい海で格好つけにくいのかもしれません。
昼食に、沼津のオイルサバディンはサンドイッチに合う...!
船は家にお邪魔するような感じで、持っている人の人柄や様子も映し出していると思っています。
私にとっては、船に乗るのも呼ぶのも(自分の船は持っていませんが!)、「私こんなですわ!」とみせる気持ちがします。
ちょっと寒くて海水浴はやめましたが海も富士山もきれいでした。
森さん、楽しい一日をありがとう!!
この人と大事な話をしたいというときは、船で海に遊びにいくのをお勧めします。
エリ
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函館良いとこ:番外編
思いもよらず函館が良い場所だったので、ただただ函館について番外編をします。
函館の街は船と関係深い場所です。
私の尊敬する大船乗り、高田屋嘉平さんの蔵がここにあります。
ちなみに、高田屋嘉平さんについてはこちら↓
ここではポンポンという、船で運んで来た荷物に押す屋号のハンの現物なども見ることができます。
貴重な最後の一つの嘉平手ぬぐいを手に入れられて満足!
通りの名前にもなっています!
函館の海のそばを歩いていると、港と人が驚くほど近いです。
柵などで区切られていないので、長崎と同じように港と生活が近い街だったんだと感じます。
そして酒保のお店まで!?
クルーと一緒に、航海の時に見た立待岬まで行って来ました。
海から見る岬と陸から見る岬は違う...!
ハッとする絶景が多いです。
そして、函館で食べたジンギスカン、ウニ丼、ラーメン、お菓子...何を食べても美味しかったのですが....
五稜郭内で、その原点を見た気がします。
藤の道を進んでいった反対門のそばに...
男爵が持ち込んだおかげで広まったじゃがいも。
だから男爵芋と名付けられたそうですが、こんなにストレートに芋を讃える碑は初めて見ました。
面白い...
ちなみに、五稜郭内には発掘された箱館奉行所が復元されていて、小石の敷き詰められている場所がまさに裁きをしていた場所だそうです。
ここ!
ちなみに五稜郭は、函館まちあるきガイドの緑ジョイ倶楽部の方の案内が面白いです。
函館はまた船で行きたい場所の一つです!
エリ
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傾斜30度!:後編
本州最北端・青森の大間を出航した小学生!
無事函館に着けるのか!
前編はこちら↓
80kg級のマグロの解体を見て来た後で、前夜自分たちの釣った手のひらサイズの魚たちを検証。
どれが何の種類なのか、マグロとどう違うの?
そんな話をしているうちに、みらいへは下北半島の影を出てついに津軽海峡に突入!
強い東風と強い西の潮流を受けて、船が揺れていきます。
波はおよそ6mほどに...!
しかし、昨日の揺れにあったみんなは一回り成長しています。
函館名物いか踊りをしたり、ロープワークをしたりしながらいかに楽しく過ごすかを編み出して行きます。
ちなみにいか踊りはこちら↓
徐々に傾斜が30度に!
しかし、前日とは違って笑顔!
そんな中、いつも通りさこ3は「函館」ロープワークを完成!
「館」!!すごい!!
そして函館が見えて来ました!
日本人だけで初めて作られて帆船の復元船、函館丸も!
激しい時化を越えて函館港にたどり着いたみんなは、たくましくなって船を降りていきました。
そして数日後...
函館での船内見学の日に、何人もの子達が自分の家族を連れて船に戻って来ました。
家族に船内を案内して、色んなあったことを話していました。
みんな、大きくなったらまた船においで!!
エリ
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マグロって奥深い:前編
どうもー!!
スピリット・オブ・セイラーズです!
みなさん、この夏マグロ食べてますか?
ちなみに本州最北端、青森県は大間にあるこのモニュメントのマグロは、ここで獲れた400kg越え最大級のマグロと同じ大きさです。
カイさんより大きい!
さて、新潟を出航して青森へと北上して来た帆船みらいへ。
今回は青森と函館の子供達が一緒に、青森から大間、そして函館を目指す航海をします。
※今回の写真の一部は、ウィンクで撮影ができるカメラ、Blincamで撮影しています。
子供達が乗船!
出港時はテープで、送って来た親御さんと別れを告げます!
出港後はさっそく、みんなが用意してきた青森と函館の海についての研究発表です。
しかし強い東風でデッキが波をかぶったり、ちょっと船酔いする人も...
みらいへは着々と下北半島へ進んで、島影に入って波が穏やかになっていきます。
半島の岩肌に圧倒されます。
そんな中、みんなでセイルを開いてから、船の先端まで行って、海の真上から船を見渡しました。
そして無事、青森県の大間に到着!
海がテーマになっているこの航海、夕食も司厨長・中さんの用意した海の幸がたくさんあります。
夜はみんなで釣りに夢中になっていました。初めて釣りをして魚を釣って感激している人も!
次の日は早起きをして、大間を案内してくださる地元のシマさんと一緒に大間に繰り出します。
マグロ一本釣りが有名な大間。
もちろんマグロは食べたいけれど、その前に行くべきところがある!
この稲荷神社には海の神様が三神祀られています。
弁天さま
金比羅さま
そして台湾からきた海上の守護神天妃さま
大間の海に出る漁師さんたちが、日頃安全と大漁を祈願して詣でる場所。
海にでる人には感慨深い神社です。
そのあとに、魚供養のお参りをしました。
...さて、これから大間で一本釣り漁をされている漁師さんに会いに行きます。
この日は80kg台のマグロを目の前で解体をしながら、マグロ漁の色々な話をしてくれました。
年明けの初競りが高くなるという値段の話
流通の話
大間は年間160トンの漁獲トン数制限がある話
100kg以下のマグロはとってはいけない話
乱獲で資源が減っている話
メスよりオスの方が肉が厚い話
など、本当に貴重なお話でした。
マグロの大きさを伝えやすくするために、骨と頭を離さないで入り口に飾ります。
たくさんの質問をしながら、みんなは見入る!
解体の最後には拍手がおこりました。
解体は、一つ一つが早くてとても丁寧。
マグロを獲っていて、その一部分一部分の価値を知っている人がする解体やマグロの扱い方は、今まで自分が見たことのある”いわゆる解体ショー”とは違うものでした。
部分部分ですが、解体中の7つの動画です。↓
解体を見せいていただいた後は、マグロのそれぞれの部位を噛み締めながらいただきました!
美味しかった!!
さて、これからみらいへに戻り、大間を出航して函館へ向かいます。
...しかし、まさに本州最北端のこの場所から海峡を見ると、津軽海峡は前日と同じ様に強い東風と強い西の潮流から海面が白く波立っています。
無事に函館に着けるのか?
子供たちの運命やいかに!
続く!
エリ
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帆船で一番体験して欲しいことを体験してもらうには2時間じゃ足りない。
どーもー帆船バカですー。
帆船て本当に素敵ですよね!大海原で風を読み、帆を広げ力強く帆走る帆船!
その魅力に触れることができるのが体験航海。
帆船で多く行われている体験航海は2時間から~6時間の短い航海
船内の見学して、バウスプリット(船の先端)に行って、セイル(帆)はって、船のことを知って、舵を握って操船してみたり。
十分楽しい。人気もある。普段はできない体験が待っている。
海の風は気持ちいい
マストクライム体験
本物の舵を握って操船!
みんなの笑顔を見ると帆船の魅力を体験してもらえて本当に嬉しく感じる。
けれど、自分の中にある感情というか・・僕の感じている帆船の魅力を伝えるには時間が足りない。
僕の考える帆船の大きな魅力の一つは主人公の自分に出会えること。
同時に輝いてる(自分の物語の主人公になってる)仲間に出会えること。
スピリット・オブセイラーズ帆船研修での記念撮影
ここ何年か、短い航海で帆船の魅力を伝えようと、試行錯誤してみて気づいたことがあった。
帆船には陸上の生活とは異なる日常があって、自分が普段過ごしている日常とはまったく異なった世界に飛び込んでいける感覚がある。そこには陸上の日々とは異なった自分が主人公の物語が生まれる。
どうしたらこの魅力をストレートにみんなに伝えられるんだろう。
日常というからには生活があって、時間の流れがあって、、、食事の時間があって、日が落ちて、夜には静かな時間が流れて、また活動的な朝が来て。となると一泊二日からなら自分の思う“帆船体験”ができるんじゃないか。
みんなで航海の計画を確認して、今日から寝る自分の寝床を自分で作って、航海に出る仲間と知り合って、一緒に食事を用意したり、甲板を掃除したり、マストに登ったり、港の夜景を眺めたり、星を眺めたり、船の扱いを少しずつ学んで、成功したり、失敗したり、自分自身が船の一員になっていく感覚、陸上とは異なる日常、自分なりの冒険物語が出来上がっていく世界。
そんなことを考えて作ったのが帆船みらいへでの「インストラクター研修」
スピリット・オブ・セイラーズのインストラクターを養成するために作った研修内容なんだけど、帆船の魅力をゲストに提供するインストラクターにはそれぞれが感じる帆船の魅力を見つけてもらいたい!僕が感じている帆船の魅力も伝えたい!と自分たちの思いを話し合い研修を担当するインストラクター研修の内容を構成した。
研修Vol.1が終わって、研修を受けたメンバーの一人からこんなことを言われた。
「体力的にハードだったけど、めちゃくちゃ楽しかった!これはもっといろんな人に体験してもらいたい。もうちょっとビギナー向けにして、本当の“帆船体験”を提供していきましょうよ!」
そんなことを言われると思っていなかったけど本当に嬉しかった。
帆船で航海に出ることは実はそんなに難しい事ではない。今の時代、インターネットで、「帆船 航海 参加」 で検索して誰でも体験航海〜数日間の研修なり、本格的な航海に参加できる。もし予定が合い、参加できれば海の世界に飛び込める素晴らしい機会だと思う。けれど、それは実際にやってみようと考えると、時間的ハードルが高かったり、想像できない世界に飛び込んでいくには不安が大きかったりする。
海洋冒険が待ってる世界の入り口を“体験”できる企画を作りたい。
自分の寝床を自分で作って、航海に出る仲間と知り合って、一緒に食事を用意したり、甲板を掃除したり、仲間と協力して帆を張ったり、マストに登ったり、港の夜景を眺めたり、星を眺めたり、デッキでお酒を楽しんだり。。。
航海に出るとこんなことが待ってるよ!ってことを体験できる、実際に帆船に泊まる“体験航海”をこの冬、帆船みらいへで一泊二日の停泊企画を作ろうと思います。
いえーい!
興味のある人、参加してみたい人はLINE@で企画中の内容や公表前の予定についてお知らせしていきます。一足お先に申し込みができたりもできればと考えています(調整中)
LINEはこちらから↓
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停泊状態でやれば船酔いの心配もないし 笑
帆船バカ
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心が動く2時間
海フェスタ新潟は帆船Amiでの後半戦へ!
子供達との2時間の航海を1日3回、それを4日間の予定でした。
帆船Amiは
冷房なし、冷蔵庫なし、洗濯機なし、シャワーなし
そう、言うならば帆船でキャンプです!!
このAmiが瀬戸内海と日本海を超えて静岡沼津から新潟に来ていると思うと、とても感慨深いです。
新潟ではこんな綺麗な場所にとまっています。
夜、暑かったクルーはデッキの上やベンチで寝る人が続出!
朝はサンドウィッチを作って、
船の掃除をして、熱中症対策に氷や飲み物を用意して、
セイルを用意して、
準備万端!
おじいちゃんやおばあちゃん、お父さん、お母さんと一緒に子供達が集まって来ます。
最初に、船での安全な過ごし方と、ここが(安全を守りながら)自由に過ごしていい場所であることを伝えます。
一緒にセイルをはってもいい。
何もしないでゆっくり過ごしてもいい。
船をみてびびっている子供達、ちょっとワクワクしている子供達...(笑)
早速出航します。
この空間がどんな場所であるかの前提を伝えれば、あとは10語るより、1つの体験の方が雄弁。
セイリングで舵を取って、見事な方向転換をしたり、
一緒にロープを引いて帆をあげたり
船の先端(バウスプリット)で寝転んだり
マストに登ったり!
と、そこに、連れてこられた様なつまらなそうで、何もしたくなさそうな女の子が乗って来た!
乗って来てすぐ、
「一緒に帆を上げる? ロープ引いてみる?」
「・・・やらない」
OK !
お母さんの方がやりたそう(笑)
お母さんが舵を取っていると、女の子が見にくる。
周りの人が楽しんでいると、女の子が少し前に出てくる。
途中でついに、その女の子と一緒に船の先端に行った。
船の一番前から足元の波と船を見た。
ドキドキした顔でデッキに戻って来たその子にきいた。
「一緒に帆を下ろす?」
「やる!!」
ニコニコして船から降りていったそんな子を何人も見て、
1週間かけてもピンとこないこともあれば、2時間で心が動くこともある。
とこっちの心が動きました。
(と思ったら、カイさんが「2時間じゃ足りない」という記事を書いていました!笑↓)
4日目は台風の影響で風強く、航海は中止。
Amiは湊の奥へ避難して、整備の1日となりました。
整備の合間に海鮮丼を食べに行きましたよ!
顔ハメがあったら思わずやってしまうのはなぜだろう・・
クルーで来てくれた良夢くん、文太くんありがとう!!
溜船長、ロシアまでご安全にいってらっしゃい!!
エリ
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新潟から佐渡へ!!
暑い新潟から佐渡へ!!
海フェスタ新潟で、帆船みらいへで新潟から佐渡へ行きました。
新潟での様子はこちら↓
新潟は海からつながる川に船をとめることができる、川湊(かわみなと)。
フェスタの間、川を下って海を出るまでに帆船Amiや海王丸、東海汽船、ジェットフェリーなど様々な船と行き交います。
新潟から佐渡に向かうと海の色が変わってくる。
そして気温も!!
フェーン現象で38度を超えていた新潟から佐渡へ向かうと、2度ほど涼しい!
少し靄っていたこの日はマストクライム をして、佐渡を探します。
念願のランド・ホー!!はちょっと恥ずかしくてそっとみなさんに伝えました。
そして司厨長、中さんのカレーを食べたら、やっぱりこうなります。
セイルが影になって気持ちいい!
おや?
この光景、富山でも見たような・・
そんな人たちを横に、クルーのさこ3が恒例のみらいへロープアートをさりげなく披露しています。
「渡」がすごい!!
こうやって作られました。
これはカイさんの作ったみらいへ。
綱取りでカイさん自身がうっかり踏んじゃって、なぜかみんなから怒られてました(笑)
佐渡から再び新潟へと向かう様子は新潟日報さんの動画になっています!
そして日本海の夕暮れは何度いっても足りないくらい美しい!
佐渡から再び新潟へ戻って来たスピリット・オブ・セイラーズは、ここで帆船みらいへにお別れを告げて、帆船Amiへ向かいます。
海フェスタ新潟はここから後半戦です。
エリ
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